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2020年10月21日掲載
令和2年6月、富士市増川に所在する国指定史跡浅間古墳で、古墳の詳細な形状を把握・記録するための空中レーザー測量調査を実施したため、調査成果の一部をを公表します。
浅間古墳は古墳時代前期後半(4世紀中頃)に築造されたとみられる全長約91メートルの大型前方後方墳です。
空中レーザー測量の結果、現地での肉眼観察では明確でなかった後方部側面の平坦部(テラス部)の存在が判明し、後方部二段、前方部一段築成の前方後方墳であることが明らかとなりました。
また、以前から指摘されているように古墳の北側(山側)と南側(海側)では古墳の高さが大きく異なり、海側から見たときにより大きく見えるように造られていることが明確となり、浅間古墳が墓としての性格に加え、人々からどのように見えるかを強く意識して造られた記念碑的な性格を持つことも明らかとりました。
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