2019年09月20日掲載
富士市教育委員会では、昭和46年7月、岩手県雫石町上空で発生した航空機事故の記憶を後世にまで伝えるとともに、富士市と雫石町の児童の交友関係を拡大するため、平成16年度より隔年で相互の市町を訪問し合う「富士市・雫石町少年交流事業」を実施しています。令和元年で16回目となります。
今年は、雫石町の児童が富士市を訪れ、ホームステイ先での交流をはじめ、富士山世界遺産センター見学やほうじ茶作り体験などのプログラムを通して友情を深めました。
午後6時に雫石町の皆さんが、富士市立少年自然の家に到着。
歓迎式・ウェルカムパーティーが行われました。
写真は、ウェルカムパーティーの一コマです。一緒に活動する班ごと同じテーブルを囲み、おいしい料理を食べながら歓談しました。
初めて顔を合わせた両市町の参加者は、最初は緊張した様子でしたが、一緒に食事をすることで徐々に打ち解けていきました。
午前中は富士山世界遺産センターを見学しました。
岩手県から来た雫石町の子どもたちだけでなく、富士山を身近に感じている富士市の子どもたちにとっても、今まで知らなかった富士山の成り立ちや世界中にある富士山にそっくりな山々について学ぶことができました。
また、タイムラプスによる富士登山道中や富士山からの眺望の映像を見た子どもたちは感嘆の声を上げていました。
午後は富士川楽座でお土産さがしとプラネタリウム鑑賞を行いました。
お土産さがしでは富士市の子どもたちが雫石町の子どもたちにどんなお土産が良いかアドバイスをしたり、おそろいの小物を購入したりして交流が深まりました。
午前中は、大淵にある茶業研修センターへ行きました。
茶園経営者の先生を迎え、製茶に使う大型機械の工場の見学やほうじ茶作りを体験しました。
自分たちで作ったほうじ茶をオリジナルデザインの茶袋に入れてお土産にしました。
先生に教わったおいしいお茶の淹れ方も家族へのお土産になりました。
午後は教育プラザで交流プログラムを行いました。
班付リーダーである実行委員がプログラムを企画・進行し、班の仲間たちと「ペンギンリレー」や「おもちゃのチャチャチャ」などのプログラムを楽しみました。
次の日の朝、雫石町の参加者は雫石町に帰る予定であったため、全員で寄せ書きをし合う姿も見られました。
いよいよ最終日です。午前8時から帰郷式を教育プラザで行いました。
4日間の活動を通して友情がとても深まったので、みんな別れを惜しんでいました。
雫石町の皆さんが帰るバスが見えなくなるまでずっと手を振っていました。
この4日間、新しい出会いがあり、たくさんの経験をすることができました。
この出会いや経験はきっと忘れられない夏の思い出になるのではないでしょうか。
ご協力いただいた富士市の皆様、富士市まで来てくださった雫石町の皆様、ありがとうございました。
社会教育課(八代町1-1 富士市教育プラザ内)
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