2022年08月15日掲載
「みんなでなくそう食品ロス」をキャッチフレーズに、事業者・家庭内から出る食品ロス削減を図っていきます。
「食品ロス」とは、「食べることができたのに、捨てられてしまった食品」のことです。
家庭から出る食品ロスの種類には、過剰除去、食べ残し、直接廃棄があります。
過剰除去…食べられる部分まで過剰に除去して廃棄されたもの。(例:キャベツの外葉の取り除きすぎ)
食べ残し…食事として使用・提供されていたが、食べ残して廃棄されたもの。
直接廃棄…消費期限や賞味期限を越えたことにより、食事として使用・提供せずにそのまま廃棄されたもの。
日本の食品ロスは、年間522万トンも排出されていると推計されており、世界の年間食糧援助量約420万トンの1.2倍に相当します。
これは、日本人が1人1日茶碗1杯分程度の食べ物を捨てている計算になります。
522万トンの食品ロスのうち、約半分は家庭からのものです。
富士市の家庭から出た燃えるごみの中にも、食品ロスが多く含まれており、直接廃棄だけで約1,028トンも捨てられていると推計されています。
食べ物を無駄にしないように、できることから食品ロス削減を始めましょう。
富士市の家庭から出た燃えるごみに入っていた手付かずの食品の一部
「みんなでなくそう食品ロス」をキャッチフレーズに、事業者・家庭内から出る食品ロス削減を図っていきます。
食品ロス削減は誰でも簡単に取り組むことができます。
食品ロスが少なくなれば、食費も少なくなります。
ひとりひとりが「もったいない」を意識して、食べ物を無駄にしないようにしましょう。
宴会の食べ残し量は、食堂・レストランの約4倍と推計されています。(平成27年度農林水産省「食品ロス統計調査」)
30・10(さんまる・いちまる)を合言葉に、食べ残しのない環境にやさしい宴会をしてみませんか?
乾杯後の30分間は席を立たず、料理を楽しもう!
お開き前の10分間は席に戻り、再度料理を楽しもう!
冷蔵庫中に、賞味期限、消費期限の近いものが余っていませんか?
冷蔵庫を点検して、食材をおいしいうちに使い切りましょう。
食品の期限表示には、「消費期限」と「賞味期限」の2種類があります。いずれも、開封していない状態で、表示されている保存方法で保存した場合の期限です。
「消費期限」…「食べても安全な期限」
生鮮食品など、傷みやすい食品に記載されています。消費期限前に使いきりましょう。
「賞味期限」…「おいしく食べることができる期限」
賞味期限は、過ぎてもまだ食べられることがあります。すぐに廃棄せずに、自分で食べられるかどうかを判断することも大切です。
本市の地域保健課では、「野菜まるごと使いきりレシピ」を配布しています。
また、消費者庁は料理レシピサイト、「クックパッド」の「消費者庁のキッチン」で野菜の皮や茎を活用した野菜まるごとレシピや、余った料理をアレンジしたリメイクレシピを掲載しています。
農家の方が大切に育てた野菜を無駄なく使いきり、冷蔵庫に残った半端な野菜や、余ってしまったお料理からもおいしくて家計にやさしい料理を作りませんか?
廃棄物対策課(市庁舎10階南側)
電話:0545-55-2769
ファクス:0545-51-0522
メールアドレス:ka-haikibutu@div.city.fuji.shizuoka.jp