手軽で便利な乗り物である自転車。
あなたは、運転や駐輪をするときに、しっかりとマナーを守っていますか。
今回は、放置自転車などを規制するために、市で新しく制定された条例の内容と、JR富士駅近くに新しくできる駐輪場を紹介します。
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( 写真説明 )車道にあふれた自転車(JR富士駅南口の西側)
( 写真説明 )市営駐輪場の外の迷惑駐輪(富士駅東駐輪場の西側の民地)
( 写真説明 )駐輪禁止の場所にとめられた自転車(JR富士駅南口の階段下)
( 写真説明 )通行を妨げている歩道の迷惑駐輪(JR富士駅北側の歩道)
( 写真説明 )通行を妨げている歩道の迷惑駐輪(JR富士駅北側のアーケード)
■駐輪マナーが守られていません
市内では、近くに市営の自転車駐車場(駐輪場)があるにもかかわらず、とめてはいけない場所に自転車などがとめられている様子が多く見られます。
特に、富士市の玄関口であるJR富士駅周辺は、無秩序に駐輪された自転車が多く、歩行者の安心・安全な通行の妨げになり、都市景観の悪化も招いています。これまで市は、JR富士駅の利用者の増加に伴い、駐輪場を設置してきました。しかし、歩道などへの迷惑駐輪や、駐輪場への自転車の放棄などが、今も続いています。
■駐輪マナーを改善するため、条例を制定
市は、長年続いている迷惑駐輪や放置自転車などの状況を改善するため、現地調査や近隣市の状況を研究するなど、検討を重ねてきました。平成24年10〜11月にパブリック・コメント制度による意見募集を実施し、「富士市自転車等の放置の防止に関する条例」を制定しました。条例は7月1日から施行されます
■「自転車等放置禁止区域」を指定
この条例では、自転車などの放置により、良好な生活環境が阻害されるおそれのある公共の場所を「自転車等放置禁止区域」(以下「放置禁止区域」)として指定しました。これにより、迷惑駐輪や長期の自転車などの放置が年々多くなっているJR富士駅周辺が放置禁止区域になります。
■「放置禁止区域」での撤去
放置禁止区域では、自転車などを「放置」と判断してから2日後に撤去します。
※「放置」…自転車などの所有者が自転車などから離れていて直ちに移動できない状態。
■市内駐輪場では撤去までの期間が変わります
市内の駐輪場における駐輪環境の改善を図るため、「富士市自転車駐車場条例」を改正し、「放置」と判断してから7日で警告を行い、さらに7日経過した時点で撤去することで、自転車などの放置への対応を迅速化します。