吉原小学校5年 小出恵理子
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新潟県の両津から手紙が来ました。先生に読んでもらいましたが、聞いているわたしの頭の中に、まだみたことのないトキの姿がうかんできました。
さどにしかいないトキのことを、わたしたちは国語の「ニッポニア=ニッポン」で勉強しました。その勉強がきっかけでみんなトキにむちゅうになりました。いろいろな本や百科事典でも調べました。
わたしが読んだ、「トキのいる山」という本では、トキの生息地であるびょうじょう山の人たちは、数が少ないトキのために草がぼうぼうにはえている田や畑では、足のみじかいトキがえさをとるのにこまるということで、草をかってえさを田や畑の中にいれて保護しました。
わたしたちは、トキのすんでいない静岡県でも、なにかトキのためになるようなことはないだろうかと学級会をひらいて考えました。わずかなお金でもいいから、トキのためにぼきん運動をして、集めたお金をさどへおくることにしました。でも、わたしたちのクラスだけでは、あまりたくさん集まらないので、ポスターを書いて5年生中にひろめました。先生たちや、父母参観日のおかあさんたちにも協力してもらいました。毎日重くなったぼ金箱をかかえて、はやくトキをよろこばせたいねと話しました。その手紙が両津からきた手紙でした。
わたしたちのお金がとてもよろこばれたということが書いてあり、みんなで手をたたきました。わたしは、わたしの事がトキの美しいうすくれないのつばさを守ったのだなと、とてもうれしく思いました。わたし達は、これからもトキのぼ金をつづけたいと思っています。