みんなで“美にいどむ”
私たちの学校は、歩けばギシギシ音がするし、雨がふれば何度直してもすぐバケツが大繁盛という古いものです。しかし、自慢できるものがひとつあります。
それは学校の目標である「美にいどむ」ということです。これのほんとうの意味は、身のまわりの美に取り組むだけでなく自分自身の美、体の中からあふれ出る美にいどもうというものです。今までに数多くの先輩たちが。この目標と取り組み卒業していきました。時には苦しみ、またある時は楽しみ、今でもこれは続いています。
この「美にいどむ」精神にのっとってこのほどこの運動場で行なう最後の運動会が行なわれました。競技中のみんなの真剣な顔、顔、顔……とても美しく思いました。なぜ、今年が最後かというと、この辺も人口が増え、生徒数も多くなり今の古い校舎ではとても収容できなくなってしまったので、来年から新しい校舎に移るからです。学校の南方、約500メートルの場所に、現在鉄筋コンクリートの新校舎の建築工事が着々と進んでいます。私たちはその完成を心待ちにしているわけです。しかしどんなことがあってもこの「共にいどむ」という目標は変わらず、ずっと受けつがれると思います。
文化祭も間近、1年間の総決算がここに表わされます。今年は生徒も自由に参加し、盛大に行ないたいと思います。文化祭が終ると間もなく3年生は卒業です。しかし、この「美にいどむ」ということは、絶対に忘れないでしょう。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 全校生が体育活動、文化活動を通じ“美”にいどむ