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都市計画マスタープラン地区別計画(元吉原地区まちづくり計画)

2017年04月20日掲載

都市計画マスタープラン地区別計画とは?

 平成26年2月に策定した「富士市都市計画マスタープラン」では、市全体の将来のまちづくりの考え方を示す「全体構想」を踏まえ、市内を6ブロックに区分し、ブロックごとの「地域別構想」を位置付けています。「地区別計画」は、この地域別構想に基づき、概ね小学校区を範囲とした地区ごとに、地域の実情にあったまちづくりを実現するため、住民と協働で策定するものです。

元吉原地区まちづくり計画の策定背景

 本市沿岸部に位置する元吉原地区では、富士市都市計画マスタープランに基づく地区別計画として「元吉原地区まちづくり計画」を平成20年3月に策定し、計画に基づくまちづくり活動を進め、一定の成果をあげてきました。しかし、計画策定以降、東日本大震災の発生等による自然災害に対する不安の高まりや、人口減少等を要因とした地域活力の低下など、社会情勢は大きく変化しました。こうした背景を踏まえ、地区住民が主体となって計画を見直し、平成29年3月に、新たな「元吉原地区まちづくり計画」を策定しました。

元吉原地区まちづくり計画の策定体制

 計画の策定に当たり、まちづくり協議会・町内会・小中学校PTAの各代表や、公募住民などで構成する元吉原地区まちづくり計画検討会を組織し、検討を進めました。検討会での協議内容等は以下のとおりです。

元吉原地区まちづくり計画検討会が発足しました

(写真)第1回検討会の様子

 元吉原地区まちづくり計画を策定するための組織として、地区住民58名による「元吉原地区まちづくり計画検討会」が発足しました。
 平成28年5月26日に開催された第1回目となる検討会では、規約について承認され、元吉原地区まちづくり協議会、元吉原地区町内会連合会の会長である鈴木良一氏が会長に選任された後、本地区の目指すまちづくり等について意見交換が行われました。

元吉原地区の「これまで・今」を見つめ直そう! をテーマに第2回検討会が開催されました

(写真)第2回検討会のワークショップの成果発表の様子

 平成28年6月24日に開催された第2回検討会では、地区の「これまで」と「今」を見つめ直し、本地区の現在の課題を抽出することを目的にワークショップを開催しました。ワークショップの中では、新たに認識すべき課題として、防災・減災対策の充実化や少子高齢化への対応等が挙げられました。

元吉原地区の「これから」を考えよう をテーマに第3回検討会が開催されました

(写真)第3回検討会のワークショップの様子

 平成28年7月22日に開催された第3回検討会では、地区の「これから」を考えるため、まちづくりの将来像とまちづくりの方針等を検討しました。まちづくりの将来像は、「みんなでつくろう 住みたい・訪れてみたい 魅力あるまち 元吉原」に決定するとともに、第2回検討会で抽出された新たな課題に対応したまちづくりの方針として、「自然災害に強い安全・安心なまちをつくる」と「子どもやお年寄りが安心して住み続けられるまちをつくる」をまちづくりの方針に加えることが確認されました。

災害リスクを踏まえ、「復興まちづくり」を事前に考えよう! をテーマに第4回検討会が開催されました

(写真)第4回検討会での池田教授講演の様子

 平成28年9月23日に開催された第4回検討会では、新たなまちづくりの方針として追加された「自然災害に強い安全・安心なまちをつくる」ための取組を検討するため、常葉大学社会環境学部の池田浩敬教授をお招きし、「復興まちづくり訓練」を実施しました。自分達のまちが被災したら、どのような被害が発生し、生活再建に向けてどのような判断を迫られるのか、また、復興に向けて事前にやっておくべきことは何かについて意見交換しました。

災害リスクを踏まえ、「復興まちづくり」を事前に考えよう! をテーマに第5回検討会が開催されました

(写真)第5回検討会ワークショップの様子

 平成28年10月25日に開催された第5回検討会では、第4回検討会において明らかになった「事前にやっておくべきこと」について、具体的にどのような取組が必要なのか、また、それらの取組を誰が主体となって進めていくのかについて検討しました。被害そのものを減らすための取組や、防災意識を啓発する取組、復興まちづくりについて事前に考える取組等、多角的な取組が検討されました。

元吉原地区の「これから」を考えよう をテーマに第6回検討会が開催されました

(写真)第6回検討会ワークショップの様子

平成28年12月12日に開催された第6回検討会では、これまでの検討結果を踏まえ、まちづくり方針とまちづくりの基本的な方向性について確認を行うとともに、今後実施する具体的な取組について検討を行いました。新たなまちづくり方針として位置づけられた「子どもやお年寄りが安心して住み続けられるまちをつくる」ための取組については、特に活発な意見交換が行われました。

まちづくりを進めるための「アクション」を考えよう をテーマに第7回検討会(最終回)が開催されました

(写真)検討会メンバーの集合写真

 平成29年2月10日に開催された第7回検討会では、今後まちづくり協議会が中心となって、まちづくり計画に位置づけられた取組を進めるにあたり、具体的にどんなアクションが考えられるかを検討いたしました。委員からは、計画策定後のまちづくりの実践を見据え、「まず何をやるべきか」「何ができそうか」といった視点から多数のアイディアが出されました。
 最終回にあたり、鈴木会長から、「計画策定後のこれからが本番であり、たくさんのアイディアが詰まった計画ができたので、みんなで力をあわせてまちづくりを進めていきたい」旨の挨拶があり、閉会となりました。

元吉原地区まちづくり計画

 計7回の検討会を経て、平成29年3月に「元吉原地区まちづくり計画」が策定されました。
本計画では、まちづくりの将来像「みんなでつくろう 住みたい・訪れてみたい 魅力あるまち 元吉原」の実現に向け、5つのまちづくり方針とそれに基づく76の取組を位置づけました。今後、本計画に基づき、地区住民と行政の協働によるまちづくりを一層推進していきます。

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お問い合わせ

都市計画課(市庁舎6階南側)

電話:0545-55-2785
メールアドレス:toshikei@div.city.fuji.shizuoka.jp

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