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里地里山について(里山体験講座のご案内)

里地里山について

 ⾥地⾥⼭は、雑⽊林、⼈⼯林、⽵林、草地などで構成される地域であり、標⾼800m以上の奥⼭地域と標⾼200m前後の⼈の活動が集中する市街地との間に位置しています。
 詳しくは、以下の環境省ウェブサイトをご覧ください。

里地里山の雑木林

 ⾥地⾥⼭のコナラなどの雑⽊林は、昔は農家が燃料として薪をとる薪炭林(しんたんりん)として利⽤されていました。
 そのためコナラ林は定期的に切り倒され、林の中が明るくなり、陽樹であるコナラの林ができるといったサイクルが続いてきました。
 もし、定期的な伐採が⾏われないと、樹⽊がしげって林の中が暗くなり、陰樹であるシイやカシなどが芽⽣え、やがてシイやカシの林になってしまいます。

人と野生鳥獣の軋轢(あつれき)と里地里山の荒廃

 ⾥地⾥⼭の利⽤の減少や耕作放棄地の増加などにより、ニホンジカなど野⽣動物の⽣息域が拡⼤し、農林業への⿃獣被害が問題になっています。
 また、⾥地⾥⼭は奥⼭と市街地との中間にあり、⼈と野⽣⿃獣が暮らす区域の緩衝帯としての役割を果たしてきましたが、⾥地⾥⼭が荒廃することによって境界がなくなり、⼈と野⽣⿃獣との軋轢が増えています。
 例えば、本市ではニホンイノシシなどによる農作物への被害が発⽣していますが、これも⾥地⾥⼭の管理不⾜が原因の⼀つと考えられています。
 そのほか、野⽣⿃獣を捕獲する狩猟者の減少・⾼齢化や、地球温暖化の影響から冬季における餌の確保が容易になり、野⽣⿃獣の個体数が増加していることも、⼈と野⽣⿃獣との軋轢が増えている原因と考えられます。

(写真) ニホンジカ

(写真) ニホンイノシシ

(写真) ニホンザル

(写真) タヌキ

家族で里山体験講座「川とあそぼう」

 本市では、里山にある川での遊びをとおして、自然と触れ合い、生物の大切さや里山の重要性について知っていただこうと、里山体験講座を実施しています。
 この講座に家族で参加いただくことにより、大人と子どもが一緒に生物多様性(生物たちの豊かな個性とつながり)について考えていただければと考えています。

概要(令和5年度の事業は終了しました。)

日時:令和5年7月30日(日曜日)午前9時から午後1時頃まで
場所:吉津川周辺(富士市岩淵)
内容:川あそび、サワガニとり、リバートレッキング、クラフト作り
※講座で捕まえた生物は、観察が終わったらその場で逃がします。
対象:小学生を含む家族(未就学児は参加できません)
もちもの:飲み物、タオル、着替え、昼食
服装:ぬれても良い服装、帽子(サンダル類は不可)
定員:30人(応募者多数の場合は抽選)
参加費:1人あたり500円
申込み:7月18日(火曜日)までに、電子申請または電話で環境保全課へ

(写真) 川でいきもの探し

(写真) リバートレッキング

(写真) クラフト

(写真) 集合写真

お問い合わせ

環境保全課 自然保護担当(市庁舎10階南側)

電話:0545-55-2773
メールアドレス:ka-kankyouhozen@div.city.fuji.shizuoka.jp

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