ここからサイトの主なメニューです
ここからページの本文です

自然巡視員の活動について

市民と協働して環境の保全に関する施策を推進するため、富士市内では、11名の自然巡視員が活動しています。 各自然巡視員は、市職員では目の届きにくい山間部、市街地、海岸部等の自然を、毎月1回程度巡視し、自然環境の変化などについて市に報告をします。

自然巡視員の巡視報告(毎月の報告より抜粋)

令和6年2月の巡視報告 内容
浮島ケ原~愛鷹山麓 2月27日に巡視を行いました。強風の為か、沼川、春山川合流点に群れていた水鳥の数が少なかったです。沼川沿いを川尻方面へと廻ってみましたが、こちらも少なかったです。人家近くで見られるキジも、雄の1羽のみでした。愛鷹山系は、冬木立ちのままです。2月に数回の降雪が、標高1000メートル付近までみられました。須津川上流の渓流魚も深みに入ってしまったのか、姿を見せません。里山は、芽吹きが始まり、農作業も始まりました。
林道(大淵線他4路線)、国道469号線、県道158・72号線 2月1日から3月1日までの巡視区域は雨天の日が15日もありました。2月18日からは雨が特に続いたので、林道の積雪を考えて2月の巡視を3月3日に実施しました。標高800メートル位は、草木の芽吹きを感じました。
ミツマタの花芽の白さは、特に目立っていました。巡視区域のハクモクレンは、まだ咲いていませんでした。最近、不法投棄が無い月が続いていることは何よりです。林道鳥追窪線の起点付近(国道469号線沿い)の3ケ所の埋土工事は続行中です。2月27日の強風による木の葉や小枝が林道に落ちていて、路肩がはっきりしない所もありました。捕獲したシカ1頭を荷台に積んだ軽トラックに出会いました。林道鶴芝下線で治山施設を設置する工事は、続行中です。目的は、渓流の浸食防止や土石流止めとなっています。
林道桑崎線、林道愛鷹線 林道桑崎線では、側溝がきれいに掃除されていて、外側線がしっかり見られてよかったです。林道愛鷹線では、呼子橋先が新しく舗装されていました。また、3ケ所で落石がありました。林道石井線では、立ち枯れの木が道路側に落ちてきて、通りにくかったです。カワヅザクラが、あちこちに咲いていました。
令和6年1月の巡視報告 内容
新環境クリーンセンタービオトープ~富士総合運動公園 何度か訪ねるものの休館日にあたり、久しぶりのビオトープでした。
まだロゼット(緑色の葉を放射状に広げて、地面にぴったりつけた状態)の多い冬景色ですが、シダの多さにびっくりしました。オニノゲシ、セイヨウタンポポ、ウグイスカグラが花を付けていました。そのまま運動公園に向け、面白い雲や雪を被った富士山を楽しみました。畑脇にはホトケノザが花を咲かせ、駐車場斜面にはブタナのロゼットがびっしりありました。
シロハラだと思いますが、地面をちょんちょん歩く様子に、しばし目を留めました。オオバヤシャブシ、アオキの実、足元にはマテバシイやシラカシの実も落ちています。運動公園に咲いていたのは在来のトウカイタンポポです。今年初でした。新しい体育館も建設が進んでいるようです。
潤井川右岸~左岸、
岩本山公園
潤井川は、まだ春の花類は少なく、左岸にホトケノザ、園芸種のスイセン、ナズナ、ハコベ、セイヨウカラシナ、陽だまりに咲くオオイヌノフグリ等が見られました。右岸の土手にはサクラ, ビワの花が見られた程度でした。
野鳥はヒヨドリ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、スズメ、ムクドリ、ツグミキジバト、カワラヒワ、シジュウカラ等が見られました。水鳥は、今年も少なく潤井川も同様で、オオバン、コサギ、カルガモ、カワウ、ハジロカイツブリ等が見られた程度でした。
岩本山公園は、紅梅、白梅が見頃になり始めましたが、まだ当分の間楽しめそうです。梅園では剪定作業が行われていました。ソシンロウバイ、ロウバイは今が見頃であり、良い香りが漂っていました。フユイチゴの実は、少し残っていました。園内の花の時期はサクラも含め、まだまだこれからで、トウカイタンポポが咲き始めていた程度でした。公園内は相変わらず良く管理されていて、ゴミ類は全く見られませんでした。
林道大淵線、富士本道場線、高尾線、富士山麓線~国道469号線、ほか県道、市道、大淵公園 冬山は寒く、緑が少ない時期です。高い所で目に付いたヤドリギは、鳥の巣のようです。低い所では、オニシバリが氷点下でも青々としています。
山中では、大雨の時に水が流れたあとがありました。今後、倒木がつかえて鉄砲水になりそうです。イノシシは相変わらず、地面を掘り起こしてあります。小鳥も見かけます。キジは距離をとって警戒していますが逃げません。冬は花が無く寂しく感じますが、その分春が楽しみです。
令和5年12月巡視報告 内容
丸火自然公園、丸火公園線、丸火東下線、三平平線
今月は、寒い朝(マイナス5度)の日もありましたが、比較的暖かい日が多く、年末も穏やかな日が続いています。公園には県外ナンバーが多く、迷彩服を着たバードウォッチャーの人も何人かいました。
気になっていた電線のつるも、除去されていました。間伐作業が進み、健全な森林が増えた気がします。
元吉原地区
海岸は、ススキやハマエノコロの穂、コウボウムギの葉などが目立ち、枯れ葉色(茶色系)一色の寒々しい光景でした。そんな中、11月に引き続きアツバキミガヨランが花を咲かせていました。ハマボウフウの葉もかろうじて緑色を保っていました。富士市の海岸でウミガメの死骸が打ち上げられた情報を聞いたこともあり、波が比較的静かだったので、波打ち際に行ってみました。ウミガメの死骸はありませんでしたが、テトラポットより海側の波打ち際で、釣りをしている方がいました。松林は下草狩りされていて、すっきりして見通しが良くなっていたので、シカがいないか注意しながら巡視しましたが、見つけることはできませんでした。地元の方の情報で国一バイパス(富士と沼津の境目当たり)でシカが轢かれていたと情報がありました。
元吉原小学校の北、線路沿いに歩道橋を建設中でした。日本製紙鈴川工場の北側の沼川沿いに数年前には遊歩道があったのですが、今は利用者がいないのか、整備されておらず、草に覆われて通行できませんでした。草をかき分け進めるところまで行ってみると、沼川で優雅に泳いでいるカモたちに出会えました。オオバンも確認できました。
内山・須津山財産区
林道愛鷹線、林道間門線の舗装工事が、12月8日までということなので、巡視は定期コースで回りました。林道巣鴨線では、先月に続いて林地内に檻が設置されていました。林道石井線、林道黒坂線、林道愛鷹線の3ヶ所で、重機が動き伐採した木材を、集材し積み込をする作業をしていました。
林道間門線の起点の交差点に大量の家庭ゴミの投棄があり、動物等によりゴミが開けられ散乱している状況でした。次の日、担当課に報告し、対応をお願いしました。
令和5年11月巡視報告 内容
富士川地区 富士川では、マガモの雄1羽、雌2羽を毎日見かけます。山野では、枯れ草が目立つようになり、紅葉も始まり、イチョウの黄色が目に留まります。他の落葉樹は、葉が落ち、きれいな紅葉が見られません。里山では、リュウキュウアサガオが繁茂し始め、今後問題化しかねません。11月になっても、日中暖かいせいか、モンシロチョウ、シジミチョウ、トンボ、バッタも見かけます。メジロ、ヒヨドリ、ジョウビタキなど、冬鳥がまだ少ないように思います。里山では、カキ、キウイフルーツの収穫も終わり、ミカンの収穫が始まりました。木島、松野地区では、4年ぶりに、ふじかわキウイマラソンが行われ、多くの人で賑わいました。
林道(大淵線他4路線)国道469号線、県道158・72号線 11月6日の夜から7日の午前中にかけて大雨と強風があったので、林道は、落葉の絨毯になっていて、11月26日も残っている所が多くありました。
流出土砂は、全部片付いていて、落葉は一部片付いていました。国土強靭化対策工事は完了し、立派な砂防ダムが完成していました。林道鶴芝下線を起点に「治山施設を下流の人家や道路を守るための建設工事」と看板にありました。農林省事務の発注です。1000メートルラインの広域林道には「被害防止目的捕獲実施中」の旗が立っていました。今回の巡視には、クマの情報があったので、笛を携帯しました。伐採中の看板は、久しぶりにありませんでした。10月には多くの花を見ましたが、今日は花が一つもありませんでした。すっかり冬の自然の姿です。大淵では、クリーン作戦があったので、ポイ捨てゴミがありませんでした。埋土は続行中です。
小・潤井川、富士川、入道樋門、江川、松林・みなと公園、田子の浦港 街路樹が落葉を初めていますが、例年より進みが遅いです。富士山はすそ野まで厚い雲で覆われ、周りの山々も見えませんでした。小潤井川は津田橋付近の上流・下流とも堆積土砂の撤去が進み奇麗になっていました。工事の為水が濁り魚は見えませんが、カモが多数泳いでいました。富士川の流れは西側だけでした。水が無い為、水辺で遊ぶ鳥も見えませんでした。河川敷の農地ではハトが群れていました。江川は川藻が減り、水の流れが良くなりましたが、雑草が流れを悪くしています。入道樋門はカモが数十羽水辺に群れていましたが、中にオオバンが数匹いました。下堀川はボラが数匹泳いでいました。公園は草刈りが終わっていました。松林は松枯れが増えてきました。田子入口、鮫島保育園周辺、春日神社周辺の枯松の伐採が進められ、野積みされていました。みなと公園はガザニア、パンジー、ビオラ、ツワブキが咲いていました。
令和5年10月巡視報告 内容
林道桑崎線、愛鷹富士山夢ロード
富士ひのきの森の先にある高場所への登山道入口が、整備されていました。ウバユリの種が赤く綺麗で、林道の斜面にリンドウ、ノギクが咲く様子が見られました。
富士山夢ロードでは、モミジが紅葉し始め、サラシナショウマの白い花が、綺麗に咲いていました。
元吉原地区
今年の10月は、晴天の日が多く気持ちよく過ごしやすい日が続きました。日中は夏日のように気温の高い日もありましたが、下旬に雨が降り、マリンプール北側の土手から、雪が積もり冬の装いになった富士山を見ることができました。海岸のアツバキミガヨランは今年も花を咲かせ、アキグミは実をつけていました。堤防沿いに生えているテリハノイバラ、エビズル、トベラなども実をつけています。松林は、例年と変わらず今年も、セイタカアワダチソウの花が黄色の絨毯のように花をつけています。ミズヒキやイヌタデ、アキノノゲシ、ノコンギクなどの花が遊歩道脇で咲いており、散歩するにはいい季節です。昨年も気づきましたが、松林の中にパンケーキのようなキノコが生えている所があります。調べるとイグチの仲間のようです。
林道大淵線、富士山麓線~国道469号ほか県道、市道、大淵公園
10月の初め、山もいくらか涼しく、晴れると気持ちの良い気候になりました。富士山に登る林道は、秋の草花がたくさん咲き、春よりも目を引く様な気がします。ホトトギス、リンドウ、セキヤノアキチョウジ、アズマレイジンソウなど、わからない花は調べました。中でもレイジンソウは、トリカブトに似て何とも面白い形です。1日の時は咲いていなかったヤマトリカブトが、紫の大きな花をつけていて、6畳間ぐらい群生していました。大淵線を上って山麓線に出る少し手前辺りでは2ヶ所見ました。やはり、ドクウツギ、ドクゼリと並んで、日本3大毒草なので、独特な雰囲気がありました。里で見かけたマメアサガオは、アメリカから入ってきたアサガオです。セイタカアワダチソウ、ブタクサも咲き始めました。先日、富士宮で見た小さな黄色い花を調べたら、ブタナという花でした。これも外来種で帰化植物になっているそうです。
令和5年9月の巡視報告 内容
浮島ヶ原、愛鷹山麓
浮島ケ原水田地帯の稲刈りも、ほぼ終わりに近づいてきました。
異常な高温の為か、カメムシ、ウンカ等の大発生により、品質低下、数量減との話があります。9月30日境南区(市道沼津、江尾江川近く)で刈り取り作業中、ツバメの群れの飛来がありました。8月の終わりに、渡りに入ったはずです。少し様子の異なるツバメを観察すると、コシアカツバメだとわかりました。当地区で見たことがないので驚きました。70年前に、狩野川で数羽見たきりですが、西船津、沼川近くの水田では、10月中旬頃まで大きな群れをみることがあるそうです。
三平平線、丸火東下線、丸火公園線、丸火自然公園
9月20日頃までは、よく雨が降りました。集中して降るので、ゲートがある三平平線は車が通らないので良いのですが、丸火東下線の一部はかなり荒れていました。9月25日頃になると朝の気温が下がって、涼しく秋を感じる様になりました。ススキが見頃です。巡視中に林道で、シカが3頭飛び出してきました。ハチの巣も多くて、公園では見ませんでしたが、5回刺されました。紅葉はまだまだです。
富士本(大淵)周辺
10月目前だと言うのに、まだ夏の暑さが続いています。それでも朝夕は色々な虫の音に秋を感じホッとします。ヒガンバナ、ユウガギク、ツリフネソウ、オトコエシなどの花が咲き残り、サワフタギ、ウメモドキ、キブシなどは実を付け、季節の進みが感じられます。夏にはあまり目に付かなかった蚊が今頃になってやせ細った体で飛んでいるのに気づきました。
「今年の夏は異常な暑さだった」と言うのが通常になってしまうのではないかという危惧を感じた令和5年の夏でした。今年はルート3776歩きがとても多く、9月後半になっても見かけました。
令和5年8月の巡視報告 内容
林道(大淵線他4路線)国道469号線、県道158・72号線
現在、ヤマアジサイが目立っています。ススキの穂が高度差ではっきりしています。500メートルの高さは数本ですが、1,000メートルラインでは、沿道いっぱい並んでいます。穂が出たばかりなので、色がきれいに見えます。被害防止目的捕獲実施中の旗は継続して立っています。巡視中、シカを見ることがありません。里には、時々出現しています。ルート3776の簡易トイレは、今月も正しく使用されていました。
岩本山公園、潤井川右岸、左岸
岩本山公園は猛暑のためか、来園者が少なく静かでした。園内の花の時期は一段落しており、アジサイ、ツルボ、キツネノマゴ、ホウチャクソウの実、オカトラノオ、トウカエデの実、ナツメの実、オオモミジの実等が見られました。林内にトンボソウ、フユイチゴの蕾、ウメの木にクモラン等も見られました。クヌギの木に、クロカナブン、カナブン、その周辺にクワガタ、バッタ、シオカラトンボ、クロアナバチ、キセルガイ、セミの抜け殻等が見られ、子供達が喜びそうです。水鳥は富士見橋付近にアオサギ、チュウサギ、カワウが見られました。野鳥は、セキレイ、スズメ、キジバトが見られました。花は、キクイモ、ツルボ、アレチハナガサ、ビロードモウズイカ、イヌタデ、クズの花、ナンテンハギ、マツヨイグサ、オシロイバナが見られました。外来生物のチョウであるアカボシゴマダラが飛来していました。
内山・須津山財産区
庭のサルスベリの赤い花が咲き、日中の暑さが少しゆるみ始めた土曜日の午後に巡視を行いました。7月の巡視の時に林道間門線が舗装工事に取り掛かるということで、巡視の定期コースを変更して回りました。林道桑崎線では、3人の男性が山を歩くような格好で、帰り支度をしていました。林道松ヶ尾線では、大きいシカが右側の斜面から下り降りて、左側に下っていくところを見ることができました。勢子辻線では土曜日ということで、ひのきの森の駐車場に車を止め、近くの東屋で数人の人が休日を楽しんでいました。林道愛鷹線に入り林道石井線をう回路として下る予定でしたが、林道桑崎線に下る交差点で、「この先舗装工事のため12月8日まで通行止め」の看板が出ていました。変更して林道桑崎線を下ることにしました。林道向山線では、路面の雑草が刈られていて、とても走りやすかったです。
令和5年7月の巡視報告 内容
富士川地区 セミの声も聞こえヤマユリ、ヤブカンゾウの花も咲き始め、夏本番となりました。7月になると雨が少なく高温の日が続き、山野や里山の草木も葉がしおれ始めています。
東海自然歩道では、少しずつセンブリが増え始めました。里山ではオニヤンマ、シオカラトンボを見かけますが、セミは少なくなりました。木島区ではタマムシも見かけます。富士川は7月になっても釣り人がいません。魚がいないので、イノシシも餌がないのか農地を荒らし、人家近くまで出てきています。今年は、ハチが少ないと思います。
元吉原地区 マリンプールが開園しました。今年は人数制限もなくなり、連日天気も良く高温の日が続いているので、コロナ禍前の賑わいが戻ってきました。土日は海岸の臨時駐車場も使用していました。
例年のように松の下草刈りを町内会で行いました。草を刈っているとヒメヤブランが群生しているのに出会えました。最近、富士市内の各所でヒマワリ畑を見かけるようになり、写真スポットとなっていたりしますが、今年元吉原地区内でも栽培している場所を見つけ驚きました。バイパス沿いの田んぼの一角でした。コスモスも同じ場所に栽培していて、とてもきれいでした。
田中町のパークゴルフ場に隣接する土地に大きな盛り土が現れました。何かを建設するのでしょうか?きれいに整形されていたので不法残土ではないようでした。田んぼでは、早くも稲に穂がつき始めました。タカサゴユリのつぼみをあちらこちらで見かけます。開花はもうすぐです。
小・潤井川、富士川、入道樋門、江川、松林・みなと公園、田子の浦港
高温と少雨からか雑草がしおれ、枯れてしまっていました。北の山々は雲に覆われ、富士山も全体が雲で見えませんでした。小潤井川は水量が多く綺麗でした。津田橋の下流はボラが沢山みられ、ボラ釣りの人もいました。カモも数羽遊んでいました。潤井川はいつもの水量で透明でした。
富士川の流れは西側に移り水量も少なく、東側は水が無く干上がっていました。ツバメが数羽飛び交って、キリギリスの鳴き声が多く聞こえました。
入道樋門へ流れ込む川の水は奇麗でした。樋門入口の水辺はカモが泳ぎ、ボラが沢山泳いでいました。樋門の壁にノバトが群れていました。海岸線の枯れ松は、鮫島・前田新田地区が多く、伐採を進めていますが、まだ枯れ松被害が進んでいました。下草刈りは毎月行われています。みなと公園は田子浦みなと祭りが終り、日陰が無く暑いので人が少ないです。防波堤は釣り客が多く、アジが釣れるそうです。
令和5年6月の巡視報告 内容
大淵2丁目周辺
シジュウカラ・ハトが観察され、林に踏み入るとキジが飛び出しました。
林内ではコクラン・ヤブラン、鳥が運んだのかカラタチバナも蕾を付けています。草刈りの後伸びたのか、春に咲くオドリコソウが花を付けているのにはビックリしました。
特定外来生物のオオキンケイギクやナガミヒナゲシ・ハゼラン・ツタバウンランなどの外来種も数は少ないですが、道端を飾っていました。アジサイ・ヤブカンゾウ・ホタルブクロを目にすると何だかホッとします。目を凝らすとカナブンの仲間、ツマキシャチホコガの仲間も目に入りました。季節の移り変わりを感じる1日でした。
林道大淵線、富士山麓線から国道469号ほか県道、市道、大淵公園
大雨が降り新幹線も止まりました。林道はどうかと行ってみると、かなり雨が降った感じで砂利などアスファルトの道路では、ゴロゴロして走りにくい状況でした。
富士山麓線に入って富士宮側の西に行った所の道路は、泥だらけです。引き返して東に向かうと、やはり泥が流れてきていました。林道もあちこちですでに通行止めとなっておりました。かなりの被害です。山林が整備されていないからなのか、自然災害がすごいのか、自然はすごいです。そんな中、山の中ではフタリシズカがひっそりと咲いていました。サンショウバラも頑張って咲いていました。
浮島ケ原~愛鷹山系
6月2日からの大雨で富士市東部に冠水被害をもたらしたが、堺区の市道沼津線(下り線)に、およそ30センチあるクサガメがつぶされていました。
また、雨の上った6月4日、境南の水田の作業所にルリカケスに似た色が濃く鮮明な1羽が迷い込んでいたがすぐに飛び去っていました。昨年の大雨の際にもクサガメの大きいのが畦(あぜ)で見つかり、用水路に放しました。
異常気象の際、迷い物が見られるが、概ね耕地には大きな被害が出ず愛鷹山系も大過はありませんでした。
令和5年5月の巡視報告 内容
林道(大淵線他4路線)国道469号、県道158号・72号
5月3日の晴天に巡視しました。1000メートルラインのサクラは終わっていたがモミジの葉が繁っていました。今年の場合、自然の動きが早いと思います。アカバナユウゲショウやイタドリは夏草に分類されているけれど5月に観察できます。ヤマアジサイも成長が早いです。大淵林道でオリエンテーリングの競技をしている方に出会いました。埋土のための深い掘り下げは3ケ所とも続いていました。20年前頃に投棄がよくあった場所には近年全く無くなりました。林道に流出している砂礫の処理が進まないのは近年になってからです。被害防止目的捕獲実施中の旗が多くなっていました。抜採中の看板が1ケ所ありました。
丸火自然公園、丸火公園線、丸火東下線、三平平線
公園は新緑の季節になり、空気もおいしく、皆さん笑顔で森林浴を楽しんでいます。台風2号は心配ですが、5月は大雨も降っていないので、林道も状態は良好です。
内山・須津山財産
前日に雨が降り、晴れた日の午後に巡視を行いました。林道石井線では大量の伐採した木材が路肩に積み上げていましたが、今日は休みの日なのか重機が止まっていました。林道桑崎線では、起点付近の梅畑に2センチくらいの実をつけていました。来月あたりにとれそうな状態でした。林道巣鴨線では、側溝のわきに側溝の中の土を上げてあるところが、ところどころ見受けられました。しばらく行くと大きいシカ2頭、中くらいのシカ2頭が林道を走っていて、すぐに山側の林の中に消えていきました。林道黒坂線では、林道を修繕する業者がダンプ1台、中型重機1台を使って道路の不陸や側溝の土を上げていました。林道松ヶ尾線では、キジの雌が1羽、林道を横断するところを見ることができました。林道愛鷹線では、伐採した木材を路肩に積み上げ、作業する人が重機を動かしていました。しばらく走ると、林道の真ん中にシカが1頭、右側は石積みの崖、左側は人でも登れない急峻な斜面の状況で、どうするか見ていたら、迷わず左側の急峻な斜面をぐいぐい登っていきました。林道間門線でもシカ1頭を見ることができました。先月の巡視で、直径70センチのコナラが倒れていたことを報告しましたが、同じところを通ったらキレイに片付いていました。
令和5年4月の巡視報告 内容
小・潤井川、富士川、入道樋門、江川、松林・みなと公園、田子の浦港
桜の花が散り、至る所で新芽と若葉がいっぱいでした。各所の雑草の中にヒメジオンを多く見ました。頭が少し見えていた富士山は段々厚い雲に覆われ隠れてしましました。また春霞で海も遠くの山々もぼんやりとしていました。小潤井川の流れは綺麗でした。津田橋付近はカモが遊び、ツバメも見えました。潤井川はいつもの水量、透明度でした。JR鉄橋付近の堤防は葉桜に変わり、多くのツバメが飛び交っていました。富士川の東側は流れがありませんでした。風に乗って遊ぶトンビを見ました。入道樋門周辺は流れが良く早川からの水も綺麗でした。オオバンが居なくなり、カモが20羽ほど遊んでいました。松枯れは市の伐採(令和3年度)が終わりました。しかしまた秋頃になると松枯れが目立つようになります。枯れた所は苗を植えて、地区民が育てています。みなと公園はクローバーが一面を覆っていました。日曜日で賑わっていました。
林道、桑崎線
新緑の美しい景色の中に、ムラサキツツジの花を見ながら林道、愛鷹線、鳴子橋の先に大きな落石が見られました。林道、押出尾根線、間門共有林の先にヤマザクラが満開に咲く中に巨樹のサクラが見られました。間門線では路肩が崩れている所があり、道路が傷んでいました。又、樹木の伐採も行われていました。
元吉原地区
休日の早朝の海岸は、釣りをしている人が多かったです。地引網も行われるようで、堤防側の簡易小屋での煮炊きや海岸の足場準備などが行われていました。目立った植物は、堤防側に生えているグミやトベラが花を咲かせていました。ハマヒルガオも満開です。大野新田の松林の堤防側に白いきれいな花が目立っていたので、近づいてみるとニセアカシア(ハリエンジュ)と思われる花でした。調べてみると外来生物法で要注意外来生物に指定されているようです。松林の遊歩道では、コジュケイのつがいやアオダイショウに出会いました。かわいらしいトキワツユクサやスイカズラの花も咲き始めていました。田んぼは代掻きが始まり、すでに田植えを終えている田もありました。水路にはまだ卵は確認しませんでしたが、ジャンボタニシがたくさんいました。土手には早くもオオキンケイギクが咲いている所があったり、ノイバラが咲いていました。
令和5年3月の巡視報告 内容
富士川地区 山の木々も緑が多くなりヤマザクラ、ヨシノザクラが見頃となっています。春本番となりヤマブキ、シャガ、マムシソウなど春の野草の花が見られ、東海自然歩道では、ダンコウバイの花も見られます。山野では山菜採りの人も見かけられ、農地ではリスが空中でとどまり餌を探していました。林道小塚線では、間伐材の搬出のためか法面の除伐がされていました。里ではトキワマンサク、セイヨウシャクナゲ、ヒカゲツツジ、二ホンシャクナゲの花も見られ、ミカンの花芽も出てきました。2~3週間植物の動きが早いようです。
中野・大淵2丁目・八王子本町 中野東側の沢沿いでソウシチョウが複数羽木々の間を飛び交っていました。すぐ脇の木の下ではタヌキ?がうたたね中。カメラ設定している内に逃げてしまいました。在来のオドリコソウの産地を今まで数か所確認していましたが、沢沿いに随分増えているのに気づきました。ムラサキハナナ、ヤマネコノメソウ等が咲き、春が進んでいますね。ただ須津中脇では散り始めハクモクレンが大淵ではまだ蕾で、標高差を感じます。
浮島の放置地でノウルシ、ヒキノカサ、ナヨナヨワスレナグサが元気に育っていました。自然空間もありますが、ヨシの隙間で生きている子もいました。公園の刈られたヨシで覆われた状態は植物にとって致命傷のように感じながら放置地を後にしました。
林道大淵線、富士本道場線、岩倉線から大峰線 富士山麓線通って林道二ツ山線から国469号 ほか県道、市道、大淵公園 今月の前半は、富士山麓の800~1000メートル付近はまだ木々の芽は動いていませんでしたが、後半になると、麓当たりではフジザクラ(マメザクラ)が咲き始めました。雨なのか、しっとり落ち着いた感じの山の中です。その他、目に留まったのがミツマタです。ジンチョウゲの仲間なので花の形がそっくりです。黄色い色が林の中であっちこっちで咲いています。道路脇ではキブシの垂れ下がる房が特徴の黄色い花です、やはり春早く咲く花です。クロモジの花も咲き始めています、黄色です。富士山麓線では、コブシの花が白くうるんできました。イノシシが、土を掘り返してありました、食事あとの風景です。25日は、どこかの若い人たちが、雨なのに100人はいたであろうと思いますが、山の中を合羽を着て走り回っていました。オリエンテーリングだそうです。地図だけを頼りに感心します。地元の自分でも山の中を走り回るのはごめんです。散歩なら何とか。4月は、タラの芽が出てきそうです。
令和5年2月の巡視報告 内容
潤井川右岸~左岸、 岩本山公園 『潤井川・左岸~右岸遊歩道』
まだ春の花類は少ないですが、ホトケノザ、オランダミミナグサ、園芸種の水仙、キュウリグサ、ハコベ、ナバナ、オオイヌノフグリ、ツクシ、オトメツバキ等が見られました。野鳥はヒヨドリ、ハクセキレイ、スズメ、ムクドリ、キジバト、ツグミ等が見られました。今年は水鳥類が、どの川も少なく潤井川も同様で、オオバン、コガモ、マガモ等が見られた程度でした。左岸は相変わらずゴミの放棄(かなり大きなもの)、ペットボトル、缶類、割れたビン、右岸は残飯のポイ捨て、タバコの吸い殻が多く見られました。
『岩本山公園』
公園内は良く管理されていてゴミ類は全く見られません。梅園の紅梅、白梅が見頃になり始めましたが、まだこれからも当分の間楽しめます。園内の花の時期は桜も含め、これからです。オオイヌノフグリ、タネツケバナ、トウカイタンポポ等が咲いていた程度でした。2月18日から2月23日までの間 『紙と灯りのページェント』が夜、行われており、昼間は暖かい日差しの中、ファミリーが園内で楽しんでいました。夕方、岩本山の『紙と灯りのページェント』に再度、訪れてみました。紙バンドで作られたランタン、和傘がライトアップされ綺麗に光り輝いていました。
丸火自然公園~丸火公園線~丸火東下線~三平平線 今月は寒暖の差が激しく体調管理が大変でしたが、月末には大分暮らしやすくなってきました。雪も降りましたが、公園付近にうっすら積もっただけでした。木の芽の動きは、昨年より遅れている感じです。コロナも落ち着いてきたせいか、県外ナンバーの車がたくさん来ています。公園の下にあるサッカーグラウンドも、週末は賑わっています。
愛鷹山系~浮島ヶ原 愛鷹山系は春の来る前、雪が見られ静かな時季です。2月4日、林道巡視中、若いカモシカ1頭に出会い、しばらく止まり姿をゆっくり見せてくれました。沼川の清勇橋近くの貯水池にカモ類が30羽程群れていました。(ウが見えませんでした。)浮島工業団地南側、沼川沿いの桜並木、カンザクラが鮮やかに満開。以前は下草が刈られ、きれいになっていましたが、枯草で荒れています。アシの原野には春の兆しが見え始めました。
令和5年1月の巡視報告 内容
浮島ヶ原~愛鷹山麓 冬枯れの浮島ヶ原は静かです。巡回の度に感じるのは、沼川にカモ類の数が少なく、ウが多く見られます。干潮時には50cmくらいのコイが群れているのが見られます。ウに圧されているのでしょうか、エサの小魚が少ないのでしょうか。須津山の伐採が進み、沢山ゲート付近、須津川左岸側、杉林が無くなり明るくなりました。上流砂防堤上段の水場付近は獣の足跡が少ないです。雨が少なく、須津川の流れが落ちているのか、渓流魚が定点のワンドで2尾見られました。
田子の浦港、小潤井川、潤井川、富士川、入道樋門、江川、松林・みなと公園 寒さ厳しい中ですが、枯草の中からつくしの頭が見え春に向かっていることを感じさせました。富士山の雪は少ないですが、裾野まで雪が見えました。小潤井川の水はきれいで、シロサギやカモが泳ぎ、枯草が覆っていました。潤井川は水量が多く、いつものようにきれいな水の流れでした。富士川は全く水が無く干上がり、鳥の飛び交う様子も見られませんでした。海は静かで富士川河口では波乗りする人達が見られました。入道樋門は水もきれいで、数十羽のカモが泳ぎ、ひなたぼっこをしていました。松林はマツクイムシの枯れ松が目立ちました。小須から港までの間が特にひどいです。年により被害の程度は差がありますが、拡大しています。みなと公園はサトウキビの収穫が終わりました。公園入り口の河津桜の蕾が膨らみ来月には咲きます。
林道(大淵林道他3路)、国道469号線、県道158・72号線 1月24日~29日の連日マイナス6℃~8.5℃の冷え込みは最高気温も2℃~3℃にしかなりませんでした。林道の草はミヤコザサの緑です。工期予定が7月31日までの「国土強靭化対策工事」は続いています。1月に6頭のシカが県道72号線を横断したので巡視区域にシカはいるようです。海抜500~600mの所はロウバイが満開です。国道・県道・市道にポイ捨てはありますが、不法投棄はありません。鳥追窪林道起点近くには埋土が山積みになっています。この地点は3カ所に埋土があります。
令和4年12月の巡視報告 内容
林道大淵線、富士本道場線、岩倉線から大峰線、富士山麓線、林道二ツ山線から国道469号線ほか県道、市道、大淵公園 山の中はだいぶ落葉してきました。冬の感じがしてきます。山の中は寒く感じてしまいます。落葉樹の葉が落ちて冬山になると常緑の緑が目に入って来ます。富士山登山ルート3776の休憩所と思われる東屋が広域林道富士山麓線にあります。そのすぐ東にケヤキの大きな木があって、夏はあまりかわらないですが、冬で葉が落ちてヤドギリが群生しています。普通ヤドリギは母体の樹木が枯れると生きていけません。ケヤキの大きな木はヤドリギを長い間維持している様です。林道の中はヒノキが植林されているので、薄暗く寒々しいです。その中でも目を止める緑の濃い植物が点々とあります。それは鬼縛りです。オニシバリと言って繊維質の強い植物で鬼でも縛れるほど強いという事らしいです。低木なのでよく見ないと見落としてしまいます。巡視員をさせて頂き一年を通して同じ道を走っても発見があるものです。
富士川地区 12月になり前半は暖かな日が多く19日にマイナス3度まで下がり霜柱が立ち氷が張りました。林道農道も落葉や枯枝の落下が多くなり、山の落葉樹の葉も紅葉が見られず月末になっても葉が緑の木も見かけます。里山ではミカンの収穫も終わり畑が静かになりました。もちの木、ツルウメモドキの赤い実が目立つようになりネコヤナギの花も咲き始めました。山林原野、異常はありません。
内山・須津山財産 昨日22日は強い風が吹いて色々なところで被害が出ました。今日も昨日ほどではないですが風が吹いている午後に巡視を行いました。今月は、林道の舗装工事が終了しているので、いつものコースで巡視を行います。林道石井線では、昨日の強風で大きな枝が道をふさいでいました。また、ヒノキの枯れた葉が道路一面に落ちていて茶色いジュウタンを敷き詰めたようでした。林道巣鴨線では、道路わきにある水分を含んでいる赤土の法面に、平地では見られない、かなり長い霜柱を見ることができました。市道桑崎千束線では、業者が樹木を伐採し、集材し運搬していました。その後、林道千束線を進み林道松ヶ尾線の交差点に来たところ、通行止めの看板が出ていたので、引き返して県道富士裾野線に迂回して、林道勢子辻線に入りました。途中のヘリポートに車が10台ぐらい駐車していたので、確認してみると、近くでテレビ番組の撮影をしているとのことでした。
令和4年11月の巡視報告 内容
次郎長・富士本周辺 紅葉も落葉となって来ましたが、イチョウ、カエデの仲間が山に色を添えてくれます。野鳥もカラの仲間でしょうか、静かな囀りをあげ桜の木々の間を飛び交っていました。フユイチゴは真っ赤に色づき美味しそうです。赤くなったムベ、マユミ、マンリョウ、ヤブコウジの赤い実も良く目立ちます。ツルウメモドキ、ノイバラなども沢山実を付けていました。次郎長のヒイラギには咲き残りの花が見られ、植栽だと思いますがフッキソウが蕾を付けていました。大渕ではヒノキ林を覗き込むと、クロヤツシロランの伸びあがった果実がこの時期よく目に留まります。
田子の浦港、小・潤井川、富士川、入道樋門、江川、松林・みなと公園 街路樹の葉が散り、風で道路脇に履き寄せられ、雑草の葉も枯れていました。富士山の雪景色が見えましたが、すぐ雲に覆われてしまいました。小潤井川の水量は少なく、水が澄んで、サギやカモが沢山泳いでいました。潤井川は水量も多く、いつものように奇麗な水の流れでした。富士川の東側は全く水が無く干上がり、サギやカラスが飛んでいました。入道樋門は水量が多く、数十羽のカモが泳いでいました。江川は川藻を取り除き、流れが良く、多くのコイがゆったりと泳いでいました。行政は枯れ松の伐採を進めていまが、小須、田子、鮫島、前田新田と東側に向かって松枯れが部分的に進んでいました。トンビが輪を描き飛んでいました。今日は田子の浦港のポートフェスタが行われ、水陸両用のバス「KABA2」が乗客一杯で港内を周遊していました。みなと公園は「ツワブキ」がタワーの斜面で黄色い花を咲かせていました。花壇は来春に咲くパンジー、ビオラが植栽されていました。
元吉原地区 海岸中心に巡視しました。11月の第一日曜日に町内の海岸クリーン作戦が行われたので、海岸はとてもきれいでした。エノコログサやススキが目立ち始め緑が少なくなってきました。テリハノイバラやハマゴウ、ハマボッス、トベラなどは花から実へと移り変わっていました。養浜工事によるトラック道が拡張されていて、コウボウムギの群生地はショベルカーが通ったのか、跡が残っていて実はなく枯れかかった葉だけになっていました。堤防沿いでは、アツバキミガヨランが勢いを増していました。ソテツと思われる植物が生えて成長しはじめていました。種が流れ着いたのでしょうか。今後の成長を見守りたいです。松林は下草を計画的に刈っているようで、すっきりしているところと、これから刈られるだろう所の差がはっきりしていました。松枯れしている木も調査されていて、ビニールテープで目印がついていたのでこれから計画的に伐採されるのだろうと思います。松林の遊歩道はヨメナ等野菊が満開でした。
令和4年10月の巡視報告 内容
内山・須津山財産 晴れの日が続き、日陰に入るとチョット寒く冬の気配が感じられる日の午後に巡視を行いました。
今月は、林道愛鷹線の林道桑崎線と林道石井線の合流する間が舗装工事を行っているため、いつものコースを変えて実施しました。
林道黒坂線では、人工林の間にある広葉樹の葉が色づき始め、ススキがこうべを垂れている姿を見ることができました。
林道勢子辻線では、道沿いの駐車スペースに車が駐車していて、車の近くで初老の夫婦がハイキングの格好で休息をとっていました。
林道愛鷹線では、林道勢子辻線の終点のゲートが伐採木搬出のために上がっていました。しばらく行くと、対向車が現れ、道に迷っていて静岡市方面に帰りたく大きい道に出たいとのことでしたので、道案内をしました。
林道桑崎線では路肩が崩れている箇所があり、危ないので次の日の一番で担当課に知らせ、対処をお願いしました。
林道大淵線ほか4路線、国道469・158・72号 広域林道の富士宮方面の通行止めが数か月ぶりに解除されました。土砂の流出や路肩の崩れは富士宮側でした。台風15号の時の富士市側の土砂流出は短期間に処理されました。
標高1000メートルラインの紅葉はまだ数本だけで始まったばかりでした。ルート3776の簡易トイレは撤去されました。(鈴川の富士塚のトイレも撤去されていました。)
伐採中の場所は一か所だけです。今年もキンモクセイの咲き方が10月上旬と10月下旬の2度になっていました。(昨年は11月になって咲いた所がありました。)
10年前は不法投棄がよくあった場所にゴミがなくなっています。
富士川地区 里山の農地では猪に畑を荒らされてミカンやキウイの食害も出始めています。先月見たカモシカの親子も農免中之郷線で見かけられました。
東海自然歩道ではトリカブト、センブリが見られます。台風15号の雨で歩道も6メートルほど崩れています。
キンモクセイの花が10月1日に少し見られたが11日に咲き始め、半月開花が遅れました。
林道吉津金丸線も今年度の拡張工事が始まり、農免富士川蒲原線ではペットボトルや紙おむつの不法投棄が多くあります。今年は赤マムシをよく見かけます。
令和4年9月の巡視報告 内容
元吉原地区 台風15号の影響で静岡県内は豪雨被害を受けましたが、巡視した限りでは、元吉原地区は大きな被害はなさそうでした。海岸に打ち上げられている流木の様子からいつもよりは波が高かったことは予想されます。養浜工事で盛り土になっている場所が波による浸食か、崩れている危険な場所はあちこち確認されました。枯れた松が強風で倒れたのか、横たわっていました。上部が折れてしまったであろう、枯れ松もありましたが、根本に玉切りしてすでに処理されていました。松林の中のあちらこちらで、ヒガンバナが満開でした。キクイモの黄色い花も目立っていました。空地で白いヒガンバナが咲いているところがありました。アキノノゲシの花が咲き始め、色々な種類のエノコログサの穂も目立ち始め晩夏を感じました。鈴川海浜スポーツ公園の南側の下段のコンクリートのつなぎ目の隙間に、「イガガヤツリ」が等間隔のように生えている場所があり、不思議でした。空地に「ショウジョウソウ」が生えていてどこから種が運ばれてきたのかこれもまた不思議でした。
愛鷹山麓~浮島ヶ原 県内各地に被害をもたらした台風も当地では被害もなく終わりました。悪天候が続き、早植の刈り取りが遅れていました。作柄も稲も不良との事でした。山の小鳥の声も少なく、見かけるシカの数も少なく、須津川上流部で定期的に観ている個所で川の流れが変わりサンショウウオが見えなくなりました。ワンドの渓流魚は時折見られる程度、須津山の伐採が広がり明るくなっていました。伐採跡地に防護ネットが張られる個所がありました。
林道大淵線より富士山麓線、二ツ山線より国道469ほか県道、市道、大淵公園 秋の虫が鳴いていることが多く感じられてきます。今頃になるとクモがいたるところに巣を張っています。大淵では結構クモが巣を張っています。大淵の標高500メートル位の所に生活していますが、20~30年前とは違って、たまに大きなゴキブリを見かけます。ヤモリがちょこちょこ出てきて窓など張り付いていたり、部屋の壁にいます。温暖化でしょうか。先月は近所でサルを見かけたとの情報がありました。先日は大渕中学校の東の方で見た人がありました。大淵中学校のすぐ北側にうっそうとした細い道がありますが、昔からサル番道と言ってサルがいて人が通ると脅かすとか。
令和4年8月の巡視報告 内容
田子浦港、小・潤井川、富士川、早川、江川、松林・公園 夏草が伸び、セイタカアワダチソウ・ユリの花・ススキなどが目に留まり、気温・湿度が高い中でトンボが見られました。
富士山の周りは入道雲が湧き、上部だけが見え傘雲をかぶっていました。小潤井川は水が澄んでいました。川岸に真菰(まこも)が群生し小魚が泳いでいました。潤井川は水量が多く、堤防側面は雑草が伸びていました。富士川はいつもより水量が多かったです。草むらではキリギリスが鳴き、白い野のユリが沢山見られました。緑地公園は南側の道路整備が進み奇麗になりました。野球・サッカーなどで大勢活動していました。江川は雑草と川藻が水流を邪魔しているようでした。その間を小魚が沢山泳いでいました。松林はこの天候で雑草が茂っていましたが、翌日下草狩りが実施されました。マツクイムシ被害は進んでいます。秋から冬にかけて松枯れが目立ってきます。釣り人は港の出入り口の岸壁周辺に多くいました。
林道大淵線より富士山麓線、二ツ山線より国道469号線ほか県道、市道、大淵公園 標高500m以上の林道も夏の山となり、みどりいっぱいです。中でもクサギの花が目立って咲いています。先日大淵の富士本地区にサルが出没したと町内に言い次が回って来ました。間門地区より来たのか、富士宮から来たのか、少しこわい物を感じます。シカも私の近所では多く見かけられます。ユリですが林道に入るほとんど咲いているのはヤマユリです。里に来るとタカサゴユリばかりです。どうしてか気になる所です。
三平平線・丸火東下線・丸火公園線・丸火自然公園 三平平線はゲートを設置してから状態が良いです。丸火東下線も他の林道に比べてよい方です。公園の入口でナラ枯れの木直径15cmが道路に倒れました。ナラ枯れの倒木はいたる所で起きていて町内では警察に来てもらいました。個人が所有している林のナラ枯れが問題になっています。タヌキやハクビシンの害が南下しています。不法投棄はありません。
令和4年7月の巡視報告 内容
内山・須津山財産 梅雨が明けたというのに、雨の多い今週の合間をぬって午前中に巡視を行いました。林道石井線では、木を伐採しトラックに積み込んでいました。林道風の宮線では、小鹿を見ました。近づくと下り斜面へ逃げていきました。林道桑崎線の起点付近で昨夜の雨で側溝に枯葉がつまり道路に側溝の水が流れ出ていました。林道愛鷹線では、軽トラが止まっており、近くに刈払い機を持った男性がおり、これから下刈りをするようでした。また、落石があった場所に行ってみると、きれいに片づけてあり危険防止のためのバリケードを残してありました。さらに進むと、オフロードの自転車に乗った男性2名と出会いました。どこかに車で来て駐車し、そこから自然を満喫しているようでした。林道間門線の終点付近では長い期間、大規模に木を伐採し、集材して搬出していました。
富士川地区 雨の日が多くなり小川の水も増えてきました。山野ではヤマユリ、ウバユリ、ノカンゾウが見られました。東海自然歩道ではタマゴダケが多く出ていて食べたらおいしかったです。林道粒良野線ではトチバニンジンを見ました。木島地区では7月4日人家屋根にサルが里山ではハグロトンボ、家の回りではヤモリを見かけます今年はナラ枯が少ないようです。高温のせいか落葉樹の落葉が目立ちます。富士川では釣り人がいません。まだ鮎がいないようです。山林原野は異常ありません。
勢子辻・ひのきの森 快晴の中、苔が青々と生育していて、大変に綺麗で趣深いものでした。愛鷹線の越前橋付近ではサルナシの実がありました。日当たりのよい斜面にはヤマユリの花が咲き道路沿いには白い花やアジサイの花を見ることができました。好天に恵まれたおかげで富士山がひのきの森越しに大変綺麗に見えました。
令和4年6月の巡視報告 内容
浮島ヶ原・愛鷹山麓 愛鷹山系では子育ての時期の小鳥の動きが活発になり、林間の行き来が見られます。ヤマドリのつがいが林道茅尾根線で見られます。定期的に観察している須津川中流部でイワナ2尾、モズクガニ1尾がみられます。水田地帯ではカルガモがヒナを連れているのが見られました。沼川では潮の上げ始めに、橋の上から50cm超えのコイが群れているのが見えます。留鳥化したアオサギの営巣地の樹木が枯れ飛来数が激減してます。
大峰~鷹岡 季節柄、アジサイが花盛り、孫さんと庭の手入れをする方、また自慢のアジサイ見せて下さった方もいました。畑ではイネ科やカヤツリグサ科が勢力を奮い、キキョウソウ・オオバジャノヒゲ・ヤブカンゾウなどもみられるようになって来ました。茶畑も2番芽が優しい緑に育ち、小さな柿も実っています。25・28日、夢ロードでそれぞれ1頭・2頭のシカに出会いました。今年は少しお花が遅いように感じられます。巡視地域ではありませんが、市内では菌従属栄養植物のタシロランが満開で、ウスキムヨウランは今年も花を咲かせてくれたようです。
岩本山公園・中央公園・潤井川左岸~右岸遊歩道 (岩本山公園周辺)
公園内はよく管理されていてゴミは全くみられません。梅園のソシンロウバイ、ロウバイの種子が実っています。園内の花の時期は一段落してアジサイ、オオバギボウシ、タシロラン、コクラン等が綺麗に咲き始めており、当分楽しめそうです。ヤマモモの実がたわわに実りこれからが食べ頃です。
(中央公園駐車場)
ジャカランダ(ノウゼンカズラ科)の青紫色のラッパ型をした花が多数集まって綺麗に咲いています。1本は既に咲き終わっていて、花は無いがもう1本は見頃です。
(潤井川左岸~右岸遊歩道)
野鳥はツバメ、ハクセキレイ、スズメ、ムクドリ、キジバト等が見られます。水鳥は殆ど見られずアオサギ、カワウが見られた程度です。土手にはヒルガオ、クズ、ツユクサ、オシロイバナ等が咲いています。その他外来種(帰化植物)のビロードモウズイカが左岸に見られます。ゴミは、特に左岸は相変わらずペットボトル、缶類、割れた瓶の放置が目立ちます。いつもと変わらないポリ袋、残飯のポイ捨てが目立ちます。また、タバコの吸い殻が多く見られます。
令和4年5月の巡視報告 内容
富士川地区 5月の連休中、金丸山キャンプ場には多くのテントがありました。林道室野中山線でリス、室野区市道ではハクビシンが2匹、小山区谷津原ではオニヤンマ、木島区ではノリスが目の前に降りてきました。山ではハナショウガ、ホウチャクソウ、ナルコユリの花が見られます。里山ではキウイフルーツの花粉付け、ウメの収穫も始まりました。富士川かりがね橋の残土の片付けも30日で終わりました。
林道桑崎線・愛鷹線 ゴールデンウィークも過ぎた頃、林道桑崎線を赤渕川沿いに北上して行くとまだフジの花が咲いて、馬頭観音付近ではオレンジ色のヤマツツジが咲きはじめていました。愛鷹線沿いの高場所付近で、シカと遭遇、登山者とも出会いました。その他ナラの立ち枯れの木々が多く見受けられました。
丸火自然公園・丸火公園線・丸火東下線・三平平線 26日、27日の風雨の被害は枝が折れる程度でしたが、短時間でかなり雨が降り林道は荒れてしまいました。丸火公園線はダンプカーの通行が増えアスファルト道路の穴が増えて、通行人は困ることが増えました。丸火自然公園は週末にぎやかです。
令和4年4月の巡視報告 内容
内山・須津山財産 林道石井線沿いのしだれ桜、桃、菜の花が周りの木々たちに比べ、春らしい色を付けて満開となっていました。林道風の宮線に入り、きぶしが開花しているのが見られました。次に林道桑崎線沿いで広範囲にソメイヨシノが満開になっていて一際目立つ存在でした。また、キジのメスを確認することができました。林道黒坂線ではナラ枯れ(クヌギ)が発生していて、道路をふさいでいました。倒木をわきにどけて通行できるようにしました。
林道富士愛鷹線では道路山側に落石があり、車線の3分の1程度に影響が出ていました。
林道大淵線・高尾線・岩倉線・大峰線・
富士山麓線・二ツ山線・大淵公園
林道脇には、キブシが咲いていました。落葉樹の低木が新芽を出し始め春を感じさせられます。富士山麓線近くになるとブナ林植栽地あたりは日が入り林道脇にはスミレなどの小さな野草の花が咲いていました。
富士山麓線はフジザクラが街路樹として植栽されてモミジの新緑とフジザクラの花が咲きうす桃色濃いピンク色など個体差なのか丁度よい感じでした。富士山麓線の道路脇がイノシシに掘り返られている所が数か所見られました。
元吉原地区 松林の中の遊歩道と海岸を巡視しました。
どの松も新芽がグングン伸びてきています。遊歩道沿いは、ヘラオオバコやスイバがあっという間に大きくなって目立っていました。下草はヨモギやセイタカアワダチソウ、イタドリなどの成長も著しいです。コバンソウやハルジオンもみられました。
令和4年3月の巡視報告 内容
浮島ヶ原~愛鷹山麓 3月13日入山時、須津川沢山橋から下流大棚の滝あたりまでフサザクラが咲き始めるとヤマザクラ、ソメイヨシノと一気に咲き出し江尾万騎沢上流部斜面のサクラは見事。渓流魚も動きが見え定点で2尾大型が見られた。須津山の伐採が進んで大棚荘周辺まで来た。動物の足跡が見られなくなった。浮島ヶ原の野草もノウルシを始まりとして開花が進んでいる。
三平平線・丸火東下線・丸火公園線 3月30日丸火自然公園は山桜が三分咲き位、ソメイヨシノはまだです。雑木も目につくようになりました。
3月22日は十里木方面が大雪で、23日には十里木カントリーはスキー場のようで車で走るのも大変でした。丸火公園線を走っているとカエルがいて注意が必要。茶畑も芽が出ていよいよ春本番です。
富士川地区 東海自然歩道ではナラ枯の伐採が数十本行われたようです。11月には野田山大師広場のナラ枯の伐採も行われていました。
林道吉津金丸線も連休に合せ18日に通行止めが解除され、山野では、コブシ、アブラチャン、ヤマザクラ、タンポポ、スミレ、ヤマブキなどの花が咲いています。雨らいし雨も無く山の小川は水が少なくなりました。富士川の水も灰色に濁ることがなくなったようで、少しでも魚が増えるとよいです。
令和4年2月の巡視報告 内容
八王子本町・富士本方面  山道を歩いていると、現在或いは過去に土砂置き場となっている場所が多いのと、次々と設置されている太陽光パネルの多さに唖然とします。初期のものはそろそろ耐用年数を迎えると思うのですが、処理の仕方は確立されているのか心配です。大淵は豊かな自然が残っている・・と感じながら過ごしていましたが、いつまでそう感じていられるのでしょう?
 早咲きの紅梅は見頃を迎えています。畑の一角では、ホトケノザ・オオイヌノフグリなどが花開き、オニシバリは蕾をいっぱい付けていました。ジョウビタキやスズメ、カラ類などが木々の間を飛び渡っていました。
元吉原地区  海岸と松林遊歩道中心に巡視しました。松林は松枯れの伐採が進み、ピンクテープの巻いてある葉が茶色くなっている松がほとんどみられなくなってきました。遊歩道沿いの松も整備されて、見通しも良く歩きやすくなっています。元吉原中学南側の堤防沿いの松は相変わらずフェンスを越えて道路側に伸びてきていて、車高の高い車は、通行する時、ぶつかっているだろうなと感じました。
 海洋プラスチック問題が浸透してきて、ニュース等で企業や団体のボランティア活動の報道を目にすることが多いだけあり、今井や鈴川海岸はプラごみが目立たずきれいでした。今年は毘沙門天祭が規模を縮小して開催されたので、駐車場となっていたので、関係者により清掃されたのかもしれません。マリンプールから東側は、相変わらずペットボトルごみが散乱していました。
 養浜工事が進み、元吉原小学校南側あたりの海岸に海岸植物の「コウボウムギ」の群落があったのですが、埋め立てられてしまい、生育場所がせまくなっていました。ちょっと残念でした。その代わり、堤防沿いの狭い範囲ですが、アツバキミガヨランが群生していました。増えてきたような気がします。
 海岸を歩いていると、イソヒヨドリが私の進行方向を先へ先へとついてきているようでした。お腹は茶色で羽は青くとてもきれいでした。
 毘沙門天の前の桜はまだ咲いていませんでしたが、つぼみが膨らみもうすぐ開花しそうです。昨年よりは遅いです。パーパス北側用水路沿いの桜も昨年より遅い開花でしたが、数羽のメジロがひっきりなしに花をついばんでいました。
三平平線・丸火東下線・丸火公園線・丸火自然公園  三平平線のゲートの重りを調整して頂きありがとうございました。使いやすくなりました。
 2月は久々に寒い年になり、マイナス6度・7度の日が何日かありました。雪も降りましたが、丸火自然公園付近はほとんど積もることもなかったです。十里木カントリー付近は、まだ雪が残っていて道路脇や林の中にもありました。月末から暖かい日が続いているので、木や植物の芽が動きだしてきました。
令和4年1月の巡視報告 内容
岩本山公園・潤井川・右岸~左岸遊歩道  公園の紅梅は綺麗に咲き始めており、少し満開のものもあるが蕾が多くまだまだこれからです。ソシンロウバイ・ロウバイは今が見頃であり、剪定などの手入れが行われていた。晴れていると富士山とマッチしていて美しいです。その他、トウカイタンポポ・ヤシャブシの実と冬芽、アオキの実などが見られたが春の花達はまだこれからです。
 野鳥はモズ・ムクドリ・ヒヨドリ・セグロセキレイ・ハクセキレイ・スズメなどが見られました。水鳥はカルガモ・マガモ・オオバン・ヒドリガモ・コガモ・キンクロハジロなどが見られたが、いつもの年より種類、数が少ないです。土手にホトケノザ・スイセン・ナズナなどが咲いていたが、この時期はまだまだ花は少ないです。
 ゴミは両岸とも相変わらずペットボトル、缶類、割れたビンの放置などが目立ちテレビの違法投棄がありました。
愛鷹山系~浮島ヶ原  水田地帯で耕起が始まりました。トラクターのエンジンをききつけるのか、セキレイ・ムクドリ・モズ・サギ等が集まってきます。ムクドリは50羽を超える群れにアオサギが来ます。未だ枯野の冬景色です。愛鷹山系も冬の最中で静かです。暖流魚が定点(個人的な観測点)で、1月20日巡視時に3尾見られました。大石付近の沢筋に比較的新しいカモシカの足跡がありました。

田子浦港周辺・潤井川・富士川・江川・田子浦松林・公園  大寒が過ぎ陽も長くなってきましたが、霜柱は高く、木々の蕾は固く、草花が見られる場所は一面枯草で覆われていました。まだ気温が低く雨量も少ないためか春の足音は聞こえていませんでした。富士山の雪は年々薄化粧になってきています。
 小潤井川はきれいな流れの中で、いつものようにカルガモが多数見られました。また津田橋近くで初めてオオタカを見ました。餌を足で抑え、嘴で千切って食べていました。潤井川の水は非常にきれいで、堤防の乗り面もきれいに整備されていました。富士川は水量が少なく洲が大きく見えました。海は静かで、西方の清水港・日本平、東方の沼津港、西伊豆まで見えました。
 松枯れが部分的に増えてきましたが、業者が入り伐採しました。まだ残りがあり、早く伐採して欲しいです。
 シラスは3月まで禁漁で漁協も静かでした。
令和3年12月の巡視報告 内容
林道(大淵線他4路線)・国道469・158・72号線  鶴芝下線の林道の通行禁止が長いこと続いていたのがやっと解除しました。長期間の工事でした。現在広域林道の富士宮方面通り抜け禁止が続いています。これも予定より長期になっています。舗装された林道に砂礫が流出している所もあり、処理が遅れています。未舗装の林道の補修が長期になっているためだと思われます。鳥追窪林道の起点近くで広大に掘っている工事は続いています。今回は重機で岩石を砕いていました。
 ロウバイの木の花の様子が昨年より変化がありました。開花した花や沢山の蕾が開花をはじめているのに、まだ散っていない葉が沢山あります。現在、葉の間に花や蕾が見えます。20~30年前は、葉がない枝に蕾や開花を見たものでした。
富士川地区  12月になり里山ではみかんの収穫が最盛期を迎えています。富士川キャンプ場も数張りのテントが見られ林道農道は枯葉・枯枝の落下・ナラ枯の倒木があります。山野ではイノシシの獣道が少ないようです。富士川体育館近くでクマを見た人がいるようですが、その2日前にカモシカが木島区内で目撃されています。
 12月中旬、農免富士川線ではまだ冬の花ワラビが見られました。
元吉原地区  松林の遊歩道と海岸を巡視しました。松林の遊歩道の脇は下草刈りされ、道にはウッドチップや裁断された松葉が敷かれてフカフカで、整備されていました。ヨモギや柏原あたりにはカジイチゴが元気に茂っていました。冬の寒さの中でも、ところどころでタンポポの花が咲き、また綿毛になっていました。他にも黄色い花が咲いていて、近づいてみるとオオキバナカタバミでした。
 まだ折れたばかりと思われる松が倒れていました。松枯れという感じではなく、大風によるものなのかもしれません。不法投棄で、テレビが2台も捨てられていました。
 海岸は、エノコログサとススキの茶色一色で、まさに冬の海岸でした。養浜工事は続き、ダンプカーが堤防沿いをひっきりなしに通行していました。先月の海岸一斉クリーン作戦でかなりごみは少なくなりましたが、相変わらずペットボトルごみが目立っていました。そんな中、ハマエンドウの葉が唯一緑色の絨毯のように広がり、枯れているハマボッスの根本には、新しい緑の葉が生えてきていました。
令和3年11月の巡視報告 内容
内山・須津山財産区 秋から冬の様相を呈してきました。林業センターのメタセコイアと檜の森のモミジの紅葉が目を引きました。愛鷹線走行中に鹿3頭を確認しました。サルナシの実を探して走行したが、今回は収穫なしで残念でした。
林道・蛇窪・笹塚・富士愛鷹 朝晩の気温が下がり、紅葉がはじまり越前岳も赤・黄と色づいてきたのがわかります。また、一時暖かな日があり、色づかず茶褐色で葉がよじれ落ちる木もあります。
林道・蛇塚・笹塚線道路脇をイノシシが掘り起こした箇所が多くあり、状況から判断すると、複数頭いると思います。カケスを二羽見ました。
次郎長・大峰方面 秋も深まり野山では花は役目を終え、木の実が良く目立ちます。ゴンズイやアオツヅラフジの黒い実、ウメモドキ・サルトリイバラ・ツルリンドウなどの赤、スズメウリの白と様々です。毎日歩かれている方が「大きなシダがある」と案内して下さったのはウラジロでした。(大きなナチシダを今年初めて市内で確認しました)フタバハギ・アキノゲシ・リュウノウギクなどが花を咲かせ、キブシは蕾を付けて春を待っています。
林を覗くとムヨウランの仲間・キンラン・クロヤツシロランなど本来の植生と違った種が同じ場所で見られ、ちょっと驚きました。木々の間を飛び交う小鳥たちの姿もいいですね。
令和3年10月の巡視報告 内容
田子浦港周辺・潤井川・富士川・江川・田子浦松林・公園  季節外れの暑い日が続きましたが、10月中旬になりようやく秋らしい気候になってきました。どこでもセイタカアワダチソウやススキが見られ、草花の枯葉が目立つようになっていました。
 小潤井川ではカルガモが多数泳いでいました。しかし川中のブッシュにプラスチックゴミが沢山流れ着き、川が汚れていました。潤井川は水量が多く、水も汚れていませんでした。富士川は非常に水量が少なく、工業用水橋の下付近の中州にシラサギ、カラスが多数目撃されました。
 田子浦海岸松林の松くい虫被害は部分的ですが増えているようです。林政課の話では、毎年半分に減ってきているとのことです。しかし秋になり松枯れが目立ってきています。
 みなと公園はボランティアの努力で、コスモスなどの花が咲き綺麗でした。
 今日はシラスが獲れ、漁協食堂もお客さんが大勢いました。
三平平線・丸火東下線・丸火公園線・丸火自然公園  先日、町内に鹿が出たので、家の裏山にわなを5か所設置しました。毎日見に行きますが、まだ捕獲できていません。鹿は丸火自然公園のあたりよりも家の周りの方がよく見ます。畑にはイノシシの足跡もあります。カラスもかなり悪さをします。
 丸火自然公園も朝晩が冷えるようになり、やっと色づいてきました。大淵にある不法投棄跡にできたキャンプ場はテレビやマスコミにも取り上げられ週末は県外ナンバーの車でいっぱいです。
愛鷹山系・浮島ヶ原  愛鷹連山の山頂付近樹々の彩りが始まりました。沼川にもカモ類が数は少ないが見え始めました。須津川沿いの行楽客も少なくなり、静かになりつつあります。半面、休日にはバンジー(須津渓谷)は賑わっています。
 先週の会議の席で出たブナ類の立ち枯れ・木の始末は本来所有者が処分すべきであるが、道路に被るものだけでも早急に処分出来ないだろうかと思います。冬の季節風の時期になり心配です。
令和3年9月の巡視報告 内容
元吉原地区  松林の遊歩道と海岸を巡視しました。お彼岸の時期になると咲きだす彼岸花が、今年も松林のあちらこちらで見られました。タマスダレも一度花が終わったと思われましたが、同じ場所で、また咲いていました。調べてみると、気温の変化で、二度咲きすることはよくあるようです。
 町内で松の下刈りを行った後は、うっそうとしていた遊歩道脇もすっきりし、見通しがよくなり、防犯上良くなったと感じました。アキノノゲシ・ツユクサ・センダングサ・ヨモギが満開でした。
 コジュケイの親子と思われる数羽のひな鳥が慌てて松林のしげみに逃げていく姿に出くわしました。頭の上では、数羽のシジュウカラが松から松へ飛び交っていました。遊歩道沿いの松林の中は、どこもかしこもジョロウグモの巣だらけでした。
 海岸では、相変わらず養浜工事は続いていて、ダンプカーがひっきりなしに通っていました。海岸植物の生育場所がかなり追いやられていると感じます。それでもテリハノイバラ・ハマボッス・ハマゴウ・トベラなどが実をつけ始めました。ススキ・エノコログサも目立ちはじめ、早秋を感じさせています。
国道469号~双ツ山線起点~大峰線起点~終点~防火林道~林道大淵線  ススキが穂を出し林道沿いは、イタドリ・タマアジサイ・オトコエシが咲き、秋が来たなと感じます。
 大峰線起点から終点までの道は、雨で流され道は悪く、四輪駆動車でも防火林道まで出るのに大変でした。
富士川地区  富士川の水も2ヶ月ぶりに澄みはじめました。野田山の富士川キャンプ場がオープンし林道農道の車の通行が多くなりました。又林道吉津金丸線の工事もはじまり3月まで通行止めとなります。金丸山では山林の間伐もはじまりました。
 山野ではボタンズルの白い花が目立ち里山ではヒガンバナが盛りです。ホトトギスの花も見られるようになりました。イノシシによるみかんの食害もではじめました。山野里山ではアキアカネをよく見かけます。
 林道農道ではナラ枯れの枯枝の落下が多くなりました。
令和3年8月の巡視報告 内容
浮島ヶ原~愛鷹山麓  降水量が例年になく多く須津川の流量も多いです。魚影がなく、心配です。
 8月21日沢山橋付近で、1人会うが釣果なしとの事でした。珍しく鹿2頭に出会いました。林道沿いにヤマユリが初旬に開花し、水田地帯江川堤防にキツネノカミソリが満開でした。今年は大雨・長雨で心配していた稲作も8月27日から始まったが出来は今一つとの話でした。沼川の水鳥はウが見られるだけでした。
上・下ヌカリヤ(吉永北地区)  8月も雨の多い日と、異常な暑さの月でした。林道も荒れた状態、ススキの穂も白くなって来て、いつの間にかセミの鳴き声も聞こえなくなり、赤トンボが畑のまわりを舞い、秋に入ったと実感します。
 イノシシも来ており、土地のやわらかな場所を堀おこし、ミミズを探しています。広い範囲であり、イノシシの頭数も多いのかもしれません。
富士本~八王子本町
 野山は秋の気配が感じられるようになりました。
 タマアジサイは終盤を迎え、ツルボ・コアカソ・センニンソウの白い花・タカサゴユリ・ツリフネソウ・紅白のゲンノショウコ・ヌスビトハギやフジカンゾウは花と共に実も付いてくっつき虫に変身中です。
 畑では栗や柿が大きくなり、食卓を賑わしてくれるのも間近です。
 吹く風にも心地よさが感じられます。
令和3年7月の巡視報告 内容
元吉原地区  7月上旬の大雨で、大きな被害はなかったようですが、農家ではスイカなどの農作物が雨水に浸ってしまい、収穫に影響がでたそうです。土地の低いところに水が溜まってしまったようです。
 松林の中の遊歩道や海岸では、オレンジ色の花オニユリやヤブカンゾウが目立っていました。            
 海岸の植物は花から実にかわりはじめ、ハマボッス、トベラ、テリハノイバラなどが実がついていました。ハマゴウの花は満開で、カワラナデシコも咲いていました。
富士川地区  今年もナラ枯れが目立つようになり、野田山の大師広場では十数本枯れほぼ全滅です。7月前半の雨により農免道路など3路線で土砂崩れが発生しました。
 山野ではヤマユリが咲きはじめました。林道 小塚線ではヤマドリ、市道木島室野線ではイタチ、木島では野リスを一羽見かけました。
 気温が高いためか、樹木の落葉が目立ちます。5月はハチが見られたが、7月になるとハチをあまり見かけなくなりました。

田子浦周辺  梅雨が明け、高温多湿の猛暑がいきなり始まりました。富士山は雪が消え、よく見えましたが、夏の入道雲がみるみるうちに湧いてきます。猛暑のためかツバメやハト等の鳥類は飛んでいませんでした。どこの草むらでもキリギリスが鳴き、真夏の季節感を感じました。またどこでも雑草が大きく育っていました。
 小潤井川、潤井川はきれいで水量が多かったです。いつも見るカモや地ハトなども見えませんでした。
 富士川は水が非常に少なく中州が目立ちました。また草むらではキリギリスの合唱でひとしきり聞き入ってしまいました。
 富士川河川敷は日曜日で子供から大人までサッカー、野球、ソフトボールで賑わっていました。
 田子浦海岸松林は松くい虫の消毒が終わり、各地区松林の草刈り清掃が毎月行われています。少しずつ松林が戻りつつあります。
 みなと公園はいろいろな花が咲き、ヒメジオンなどが見られました。
令和3年6月の巡視報告 内容
富士川地区  山野ではササユリの花が咲きはじめアカメガシワの枯木には木クラゲが多く出ています。
 6月15日には富士山9合目近くまで雪が降り、今年の入梅は涼しく感じられます。富士川の水も雨で濁りは出るが4日ほどで笹濁りとなります。
 東海自然歩道では新しい道標が10本ほど設置されました。はたご池の水も満水となっています。
 木島地区では、里の近くまでカモシカが来ています。大雨もなく山林原野異常はありません。
愛鷹山系~浮島ヶ原
 須津山のあちこちで間伐作業が進んでいるのか、5月以降林道茅尾根線で雨上がりのぬかるみに残される動物(主に鹿・猪)の足跡が見られなくなりました。
 須津川の水場の足跡も消えています。奥に入ったのか、または里に下りたのかもしれません。浮島地区でも、鹿の害が広がっています。なにか関連があるのかもしれません。小鳥も繁殖期の盛りを過ぎたのか、鳴き声が少ないです。
 6月27日巡視の際、白のホタルブクロの開花があちこちで見られました。浮島ヶ原は水稲も育ち、葦も背丈を伸ばし草原状態になってきました。沼川のカルガモも水田地帯に移り子育て中です。
田子浦港周辺 潤井川 富士川 早川 江川 田子浦松林
 梅雨に入っていますが雨は少ないようです。これからが本番のようです。曇りで湿度が高く、富士山は厚い雲で覆われ、周りの山々も見えませんでした。また梅雨時で草木の威勢がよく、道路脇の草は茂り木々は葉をいっぱいに付けていました。
 小潤井川・潤井川など稲作の関係か水量が多かったです。いつも見るカモやシラサギなども見えませんでした。あちらこちらでツバメが飛び交っていました。
 富士川は水が非常に少なく中州が目立ちました。シラサギが2羽ほど見えました。また草むらではキリギリスの合唱で夏の炎天下を思い出しました。富士川河川敷はサッカー、野球で賑わっていました。
 田子浦海岸の松林は6月に2回、空から松くい虫の消毒が実施され、各地区松林の草刈り清掃が行われました。だいぶ松林が戻りつつありますが、枯松伐採の後は場所によりなかなか松苗が育ちません。みなと公園はいろいろな花が咲き、大勢の人が散歩などを楽しんでいました。
令和3年5月の巡視報告 内容
潤井川
右岸~左岸

野鳥はハクセキレイ、スズメ、ツバメ、モズ、ヒヨドリ、ムクドリ等が見られました。ムクドリの幼鳥が土手で見られました。
水鳥の多くは渡り終えて残っていたのはオオバン、アオサギ、カルガモ、カイツブリ、カワウ等がまだ旅立たずに見られました。
土手にはヒルガオ、ツユクサ、ムラサキカタバミ、ヒメツルソバ、コバンソウ、カタバミヨイマチグサ、ハルジオン、アメリカフウロ(外来種)、等が見られました。ビワが沢山実をつけていました。既に落ちているのもありました。
川にはペットボル等が流されて浮いているが、やがては海に流出行くのかと思うと気が重くなります。
岩本山公園 公園のロウバイ、梅、桜は果実合戦状態でした。またオオモミジの種子も見られました。アジサイ、コアジサイ、ノアザミ、フタリシズカも綺麗に咲きだしています。
樹木ではヤシャブシの新旧の実が沢山ついているのが見られました。コナラに小さい実が既についていて面白いです。
池にはモリアオガエルの卵が付いているがオタマジャクシがいました。池に落ちた時鯉に食べられなければいいです。
元吉原地区 特定外来生物に指定されている「オオキンケイギク」が満開です。元吉原地区でもあちこちで見られました。はじめ、旧国道一号線の大野橋で道の両側で群生しているのを気づきましたが、その後巡視していると、民家の庭や、浮島ヶ原自然公園の南側国道一号線沿いでもたくさん見られました。花が咲いていると目立ちますが、下旬には花が咲き終わりに近づいていました。 
磐田市の海岸でウミガメの産卵が確認されたとの事なので、柏原海岸もまめに巡視しています。養浜工事が進み、沼津までの境までほんの少しの区間しかありません。車両の轍がたくさんあって、ウミガメの足跡との区別がわかりません。
海岸はテリハノイバラが咲きだしました。ハマゴウの成長も著しいです。ハマボッスも花が咲き始めています。遊歩道では、トキワツユクサが満開でした。
令和3年4月の巡視報告 内容
富士川地区 山野緑いっぱいになり、ナラ枯れの木もあまり目立たなくなりました。ワラビやゼンマイなど山菜も芽の出るのが早い。里山ではキウイフルーツやみかんの花も2週間ほど早く開花しています。
4月になるとカラスやメジロも巣作りをはじめました。里の畑では毎日マヒワの群れを見かけます。新々富士川橋の工事も前年度分が終わりました。富士川の濁り水も今の春はかなり少なくなっています。魚が少しでももどれば良いのですが山林原野異常はありません。
内山・須津山財産区 今年の春は、花が一斉に咲いたような気がします。
桃、桜、キブシ、アヤビ、マメザクラ等がそれぞれの生育場所で満開状態です。
桑崎線の巣鴨線分岐点手前に一株ヤブツバキが満開で咲いていました。
林道丸火線~国道469号~二ツ山線~大峰~高塚岩倉線 林道丸火線から国道469号線(影山製材所まで)に出るまでに残土処理場が4ヶ所あり、残土で見上げる程高く積まれた土の色は白っぽく、植物が育つ事が出来るのだろうか…植物が育たなければ大雨の時に土が流れないだろうかと不安になります。国道469号線林道沿いはフジザクラが満開、クロモジ等の新緑もとてもキレイでした。今年は急に温度が上がり、春が早くきた様です。
令和3年3月の巡視報告 内容
大和同園線、山麓線 少しずつ、春の気配、青くフキノトウも出てきました。
県道26号線(通称初坂)のわきのヤマザクラが今年も1番と早く咲き、約8分咲きくらいです。
今年の冬は雪も少なく、林道通行止めもなく、被害もありませんでした。しかし乾燥し、山火事が心配でしたが内山林に関しては、各林道入口に侵入防止止めがあり、効果がありました。不法投棄の車も侵入ができません。
野生動物、鳥獣も見ることもできません。
広見公園 今年はどこも同時に桜の開花が始まった感があり、広見公園も満開でした。チラホラ落ちる花びらの元には、トウカイタンポポが咲いています。
あと1か月もすると、みんな外来種と交代です。
アマナが咲き残っていないかと 探したのですが、既に終わっていました。ムクノキも一番高い枝の先から新芽が伸び、常緑のクスノキは今葉っぱが入れ替わり中で、赤く色づいた葉っぱが綺麗です。
朝のピンとした空気の中、犬の散歩の方たち、桜を楽しむ方たち、それぞれに優しい公園の風景でした。大淵でも、ニリンソウ・ヒトリシズカ・マルバコンロンソウ・セントウソウなどがよく咲いてきました。花は早めです。
浮島ヶ原~愛鷹山麓 愛鷹山麓は各種サクラが満開を迎え、山脈は春爛漫です。須津渓谷橋から今月2回カモシカを見ました。滝見橋右岸側の藪が棲み処かのようです。
渓流魚にも動きが見られ、定期的に見ている湾戸に2尾入っていました。また27日、渓流中の大きな淀みにまとまった魚影が見られ、モズクガニが実見できました。
静かな田地帯の葦の中にノウルシが見られます。水田の早植の準備が始まり、緑一面になるのも間近になりました。
令和3年2月の巡視報告 内容
元吉原地区 松林の中の遊歩道では、ノビルが生え始めていました。アジサイも新芽が目立ち、早春を感じさせてくれていました。沼津市との境目あたりの松林の中の桜が、満開でした。
海岸は、ペットボトルなどの漂流ごみが風で堤防側にたまっていました。鈴川あたりの海岸は、先日清掃活動が行われたので、きれいでした。
天気の良い、日曜日に巡視したので、鈴川海浜スポーツ公園は、家族連れなど多くの方々の憩いの場となっていてにぎやかでした。赤灯台、白灯台の周りも釣り人達でいっぱいでした。
今年は、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、毘沙門天祭が中止となりましたが、桜はいつも通りに満開となっていました。田んぼのあぜ道では、ホトケノザが満開でした。
富士川、早川、江川、田子浦松林、みなと公園 ここ数日の暖かさで河津桜が満開を迎え、木々の蕾も膨らみ、つくしが見られるようになり、春の足音が感じられるようになりました。今年の富士山は雪が少なく、いつも見慣れた雪化粧の富士が見られなく残念です。雨は少ないですがキャベツ、玉ねぎなど野菜は順調に育っているようでした。
富士川は水量が少ないようです。風が強いですがサギなどが水辺に居ました。河川敷は大勢の人がソフトボール、野球など楽しんでいました。また強風のため河口で遊ぶ人はいませんでした。
江川の水量はいつもと変わりなく、水も汚れていませんでした。鯉などもいつもと変わりありませんでした。
海岸の松林は松くい虫被害松の伐採が進んでいますが、まだ被害の松が残されていました。被害を止めるためにも被害松の伐採を急ぎたいです。
みなと公園は富士山の日(2月23日)に花壇の植樹を行いました。また入口の坂にある河津桜が咲ききれいでした。
林道(大淵線他4路線)R469.158.72 巡視区域の残雪はありません。雨が降る日はありましたが、雨量が少ないです。
林道寄坂線と鳥追窪線の合流地点で伐採作業中でした。砂沢上流遊砂地の工事も続行中、こちらは走行車への注意板が多いです。
鳥追窪林道起点の近くの不法投棄場所は地主が木を伐採し不法投棄物もなくなっていました。
他は異常ありません。2月もシカを見ることがありませんでした。大淵地区の民家近くはシカが多く出ています。
海抜500メートル地区ではアケボノアセビや梅が花盛り、河津桜の蕾の色がだんだん目立つようになりました。カタクリの芽が多く伸び始めています。
令和3年1月の巡視報告 内容
くぬぎの里~八王子本町 静かな正月も明け、日常が始まりました。
「くぬぎの里」前の道沿いのクヌギの木・隣地のナラ枯れの木は広く伐採されていました。場所によっては梅の花が8分ほど開き、ロウバイ・スイセンの花が咲き、テイカカズラの種が飛び始めていました。陽だまりの畑の隅ではホトケノザが花を咲かせています。ツルウメモドキには小鳥が訪れ、赤い実は食べられています。ケヤキの木にヤドリギが着いているのが目にとまりました。一番低地で見られたヤドリギでした。
内山、須津山財産区 積雪は、愛鷹線と松ヶ尾線の日陰部分に残雪がある程度でした。
スギ、ヒノキの冬の林道は相変わらず寂しいですが、こもれびが立木の間から簀子のように路面に射し込み、まぶしさを感じました。沢沿いの雑木林にはメジロが多く確認できました。また、ミツマタの蕾が白い団子を刺したように見えました。
浮島ヶ原~愛鷹山麓 1月24日に久しぶりに雨が降り、愛鷹山系では越前岳、位牌岳に積雪が見られました。小鳥の姿も見えず、須津川の水場にシカ等の足跡も少ないです。未だ冬ごもりでしょうか。
ミツマタの花蕾が白く膨らみ始めました。春の始まりですね。
27日、沼川、船津橋から見ると、マガモが格段に数を増しています。
耕起された田にはツグミが群れで採餌をしています。
令和2年12月の巡視報告 内容
1.実相寺・七面堂ハイキングコース~岩本山公園
2.潤井川右岸~左岸
『実相寺~岩本山公園周辺』
・実相寺・七面堂ハイキングコースはセンリョウ、マルバノホロシ、ムクノキ(実)、スイセン、キチジョウソウ(花と実)、フユイチゴの実、ヤブミョウガの実、アオキの種、フユノハナワラビ、イヌホオズキの実、ツワブキの花、ハキダメギクの花、リュウノウギクの花、ジャノヒゲの種も見られました。イチョウの黄葉が見事です。
・シダ類はホシダ、ホラシノブなどが見られました。
・公園は良く管理されておりゴミは全く見られませんでした。
・岩本山公園内は目立った花は少なく季節外れのタチツボスミレ、ツボスミレ、キランソウが咲いていました。その他ハキダメギク、ハナイバナ、サザンカ、ノササゲの実などが見られました。
・梅の蕾がチラホラと膨らみ始めた程度で、来園者はまだ少なかったです。

『潤井川・左岸~右岸遊歩道』
・野鳥はヒヨドリ、ムクドリ、モズ、セキレイ、キジバト位しか見られませんでした。
・水鳥は富士見橋付近にキンクロハジロ、スズガモ、カワウ、ダイサギ、コサギ等が見られ、その他カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オオバン等の群れが見られました。
・土手は散歩以外に訪れる人が少なく、ゴミは少なかったです。
富士川地区 雨が少なく山野は乾いています。富士山にもほとんど雪がなく夏富士です。暖かいせいか落葉樹も葉が緑の木もあります。メジロ、ヒヨドリが少ないせいかモチノキの実がまだあります。
里山ではミカンの収穫も終わり山が静かになり、ロウバイや河津桜も咲きはじめました。山林原野異常はありません。
三平平線→丸火東下線→丸火公園線→丸火自然公園 12月も暖かい日が続きましたが、雨が降らずホコリがひどかったです。12月31日は寒くて軒下でマイナス7度でした。
丸火公園周辺は12月も週末はにぎわっていましたし、オリエンテーリングの学生たちも来て活気がありました。コロナになって来る人が増えたようです。三平平線と丸火東下線は林道が荒れていました。
令和2年11月の巡視報告 内容
田子の浦港周辺、潤井川、富士川、早川、田子浦海岸 寒くなってきたなと思いきや今週は暖かく、街路樹の枯れ葉もびっくりしているようでした。コロナ禍ではありますが、街路樹の剪定が進んでいました。富士山は新雪が消えてしまいました。雲が多く初冬の富士山とは違いました。
小潤井川の下流にシロサギがいました。潤井川の水量は少し多いようでした。
富士川の周辺は特段の変化は見られませんでした。土曜日で野球、サッカーなどのスポーツで大勢の人が体を動かしていました。
早川は場所によって草刈りが必要な個所もありました。
海岸の松林は松くい虫被害で伐採する本数は少し少なくなりましたが、まだやられている松があります。早く被害を食い止めるためにも残りを早く処理したいです。みなと公園はコスモス、ガザニアが咲き、土・日は大勢の来園者で賑っていました。駐車場もいっぱいになります。
上下ヌカリヤ(吉永北地区)、富士山麓線 台風19号被害の路面流出も補修工事も終わり、通行止めも解除されました。
野生動物、野鳥も見ることがありません。
紅葉も、樹木の種類により、ケヤキ、ヤマボウシ、クリ、オオバモミジ類が、黄色に染まってきました。十里木カントリークラブ進入路(富士山麓線)では、モミジなどが赤く色づき来週は見ごろかもしれません。ウメモドキの赤い実もついています。
林道(大淵線他4路線)国道469.158.72号線 海抜500メートル以下は紅葉が続いていますが、600メートルから700メートル以上では紅葉も終わり草木は冬の姿になってしまいました。シカの姿が見られなくなりました。11月30日の朝は海抜500メートルのところで気温0度となりました。
令和2年10月の巡視報告 内容
中央公園駐車場
潤井川右岸~左岸
岩本山公園
『中央公園駐車場』
・ハトに餌を与えている人がおり、今テレビ等でハトやネコへの餌やりが話題になっている一面を目のあたりにしてちょっと気になりました。

『潤井川・左岸~右岸遊歩道』
・野鳥はあまり見られずヒヨドリ位しか見られませんでした。
・水鳥もまだ少なく富士見橋付近にカルガモ、オオバン、キンクロハジロ等の群れが見られました。
・土手にはツユクサ、ヘクソカズラ、オシロイバナ、クズ、ママコノシリヌグイ、センダグサ、アキノノゲシ、セイタカアワダチソウ、アレチウリ、ヒメジオン、ヒメツルソバ、ヨメナ、イヌホオズキなどが咲いていました。
・変な天候の関係か桜が数輪狂い咲きしていました。
・土手のゴミは少なかったです。これは花の時期が過ぎたのと、コロナ、猛暑の関係で散歩者が少なかったからではないかと感じました。

『岩本山公園周辺』
・公園はよく管理されておりゴミは全く見られませんでした。
・園内は時期的には目立った花もなく、フユノハナワラビ程度で来園者も少なかったです。
三平平線~丸火東下線~丸火公園線 毎年10月は台風の被害があるのですが、10月8日から10月10日の台風14号は雨だけで済んでよかったです。
今月も暖かかったので週末にはファミリーがたくさん遊びに来ていましたし、平日は小学生がオリエンテーリングを楽しんでいました。いたるところでシカを見るようになりました。
元吉原地区 セイタカアワダチソウの花が一斉に咲きだし、あちらこちらで黄色の群落が見られました。松林の中でもマリンプールの西側は、群生しているところが多いです。東側は下刈りが行われていて、柏原あたりの松林の中はすっきりしていました。
ヒガンバナの花が終わり、葉っぱが出てきていました。
元吉原幼稚園とまちづくりセンター駐車場の間にある、ヒマラヤスギの雄花が咲いていました。
海岸ではマリンプールの南側あたりにビロードモウズイカ群落がありますが、花穂が伸びていて花が咲いているものがありました。
テトラポットの上にカラスの大群がいて、なかなかの圧巻でした。養浜工事も相変わらず進んでいて、ひっきりなしに大型ダンプが土砂を運び入れていて、景観がだいぶ変わってきています。
令和2年9月の巡視報告 内容
浮島ヶ原~愛鷹山麓 不順な天候も落ち着き、季節感が戻り始めた様子です。ヒガンバナも咲きだしました。
浮島の水田の刈取りは平年より開始時期が遅れましたが、現在は遅れを取り戻し、順調に進んでいます。刈取り作業中に小中シラサギが採餌に来ますが、数が少ないです。
愛鷹山中で、コナラ、シイ類の立枯れの被害が目立ちます。林道等山道の近くの枯木が風で折れたり、倒れたりして道をふさぐことが今回の台風12号の余波で、愛鷹線神谷側で3例ありました。(処理済み)
今年は山中にアケビが見られません。
内山、須津山財産区 向山線入口付近に剪定枝の投棄があり、横断倒木(直径15センチメートルの杉)を撤去しました。
巣鴨線と愛鷹線でシカを確認しました。間門線の舗装工事は完了。愛鷹線は外側線を施工中でした。
石井線起点付近は、ヒガンバナが見られました。
松ヶ尾線の勢子辻ゲート付近には、ツリフネソウが咲いていました。ススキの穂を見ると秋が近いことを感じます。
次郎長・大峰方面 大淵周辺も今年はコナラのナラ枯れが随分進みました。クヌギの里付近も軒並み葉が茶色く変色しています。樹木の下方のみに虫が入るとのことでしたが、かなり高所まで入っていることが、折れた枝から確認できました。園内のモミジは少し紅葉を始め、秋の進みを感じます。ツリガネニンジン・ツルボ・フタバハギ・キンミズヒキ・ヒガンバナ・ヤマハッカ・ヤブマメが咲き、ゴンズイ・ヨウシュヤマゴボウ・ツリバナ・ノブドウ・ツルウメモドキなどが実を付けていました。ちょっと珍しいネナシカズラも活動で確認できました。
令和2年8月の巡視報告 内容
元吉原地区 今年の8月は猛暑日が続いたせいか、家庭菜園のサトイモに花が咲きました。何年もサトイモを育てていますが初めて見ました。インターネットで調べたところ、サトイモの花が咲くのは珍しいようで、気温や湿度など気象条件がそろった時に咲くようです。
松林の中の遊歩道では、タカサゴユリがあちらこちらで見られました。ノカンゾウの花も咲いていました。
セミの鳴き声が、クマゼミやアブラゼミからツクツクボウシに替わってきました。今年はミンミンゼミの鳴き声も確認されました。
チョウもたくさん飛んでいましたが、クロアゲハ、キアゲハ、ツマグロヒョウモン等が主流ですが、アサギマダラを見かけました。
雑草の中で、センニンソウの白い花がきれいに目立っている場所がところどころにありました。
海岸ではハマゴウの花が終わり、実がなっていました。ハマナデシコのピンク色の花はまだ咲いていて、海岸を彩っていました。
上、下ヌカリヤ方面
(吉永北地区)
7月の大雨のために、ヌカリヤ林道の路面が流出しています。また補修工事が終わり、通行止めが解除されました。
巡視の範囲内外で落葉樹のナラの木の葉が茶褐色になり枯れてきていると思います。自然環境の変化によるものなのか、今までに見たことのない状況です。
富士川地区 野ではキツネノカミソリが咲き、ススキも穂が出始めました。
カシノナガキクイムシの被害が富士川全域に広がっています。粒良野地区の県内有数のスジダイの巨樹(胸高5.43メートル)が8割ほど枯れてきています。他の地区でもスジダイの枯木がある場所があります。
里山ではブヨのような小さな虫が少ないためか、ジロウグモが大きくなりません。野ではスズムシ、クツワムシも鳴いています。
令和2年7月の巡視報告 内容
国道469号線~笹塚線~防火林道~境塚岩倉線 大雨の切れ間に、市道土手沿いにはヤマユリがたくさん咲いていました。国道469線はススキ、雑草が道までかぶってきていて、道が狭く感じました。林道は草刈りがしてあり走りやすく、両脇にはタマアジサイがポツポツと咲いていました。
丸火公園内~丸火公園線~丸火東下線~三平平線 7月の土日は、バーベキュー等で公園にたくさんの人が訪れていました。県外ナンバーの車も見られました。
23~26日の4連休は、豪雨でもテントを張って休日を楽しんでいる家族もいました。
天気が悪いのでナラ枯れの木の腐敗が進むと思います。林道には、枯れた枝が落ちているのをよく見るようになりました。
林道(大淵線他4路線)・国道469号線・県道158号線・72号線 巡視地区で雨が降らなかったのは7月2日のみです。日中は降らなくても、早朝や夜に降ります。このような天気だと農作物の育ちが悪く、皮が固い作物になってしまいます。
7月25日の時点では林道への石や砂の流出はありませんでしたが、7月26日の豪雨では大量の流出がありました。車を走らせるのに苦労しました。
標高1,000メートルの広域林道ではイノシシが路肩を掘り返しているのが目立ちました。ヤマアジサイの蕾が大きくふくらんでいます。
令和2年6月の巡視報告 内容
中央公園駐車場
潤井川右岸~左岸
岩本山公園
『中央公園駐車場』
・青紫色のラッパ形をしたジャカランダ(ノウゼンカズラ科)の花が多数集まって綺麗に咲き、満開で見頃でした。

『潤井川・左岸~右岸遊歩道』
・野鳥はツバメ、セキレイ、スズメ、ムクドリ、キジバト等が見られました。
・今回はカワセミの確認ができませんでした。
・水鳥は少なく富士見橋付近にカルガモ、オオバン等が見られました。
・土手にはヒルガオ、クズ、ツユクサ、ヘクソカズラ、マツヨイグサ、コバンソウの実、キカラスウリ、ニワゼキショウ、ムシトリナデシコ、トキワツユクサ(外来種)、ヒメジオン、ユウゲショウ等が咲いていました。

『岩本山公園周辺』
・公園は梅園のソシンロウバイ、ロウバイの種子がたわわに実っています。
・園内の花の時期は一段落してアジサイ、キランソウ、オカトラノオ等が咲き残っていました。
・コバノギボウシ、コクランが綺麗に咲き始めており、当分楽しめそうです。

『潤井川・左岸~右岸遊歩道のゴミ』
・特に左岸は相変わらずペットボトル、缶類、割れたビンの放置が目立ちました。
 右岸も残飯の入ったポリ袋、残飯のポイ捨てが目立ちました。またタバコの吸い殻が多く見られました。
広見公園、城山~大渕公園周辺  広見公園では、バラが見頃です。稲垣邸近くのサンショウバラの咲き残りが見られました。
 市内では珍しいオオナルコユリが咲いていました。すぐ近くではミヤマナルコユリ・ナルコユリと3種同時に見られます。木々の花もニシキウツギ・コゴメウツギ・マルバウツギ・サワフタギ・ノイバラ・ガマズミなど。ミヤコグサも更に増えているようでした。
内山、須津山財産区  前回の巡視に比べ、路肩の樹木が初夏の様相を呈しており、白花(ウツギ類、エゴノキ、ガマズミ等)の花弁とハコネウツギの赤い花弁が林道面に多く見られました。
令和2年5月の巡視報告 内容
富士川地区  新々富士川橋の工事も岩本側左岸の護岸工事、木島側右岸のポイント5、ポイント6の工事も終わり、元の富士川に戻りました。林道吉津金丸線の拡幅工事も終わりました。5月6日もキウイ畑でエナガが群で餌を探しています。
 モリアオガエルの産卵もあちらこちらで見られます。野田山ではササユリの蕾も大きくなっています。山野ではエゴノキの花が満開になっています。
林道大淵線ほか4路線、国道469号線  標高500メートルではイタドリが大きく繁っていますが、1000メートルラインは背丈40~50センチメートルぐらいです。ツツジがきれいに咲いていました。濃霧だったので急いで下りました。砂沢上流遊砂地工事が5月に始まります。2021年1月までの工期になっていました。
 伐採作業中の看板が寄坂林道に1か所あります。5月中はシカがタケノコをよく食べていました。人間はシカの食べ残しをとる感じがしました。
 鳥追窪林道起点近くの不法投棄物は見苦しく散乱しています。
 サンショウバラは短期間で花が終わってしまっていました。草が大きくなるとポイ捨てが目立たなくなります。
田子の浦港・旧国道一号・津田・藤間、富士川河川敷方面  コロナウィルスの関係も一部あると思いますが、どの道路も車道、歩道共に草が多く、街路樹など垂れさがり、車両・歩行者の邪魔になり、見通しが悪く交通障害になっている場所もあり危険です。
 田植えの準備で田んぼに水が入っているところが多くみられました。
 小潤井川、潤井川とも堤防の法面がきれいに除草されているところもありますが、草刈りがされていないところもあります。これから梅雨、台風時期ですので、草刈りして水はけを良くしておきたいです。
 昼間はツバメが多く飛んでいますが、ほかの鳥類は朝晩によく見かけます。カラス、ムクドリなどが多いです。
 富士川の流れは水の濁りもいつもと同じで川筋も変化ありませんでした。
 富士川河川敷から三四軒屋あたりの海岸で蒲原へのテトラポットを作っています。大型の車が出入りしますので注意が必要です。
 河川敷は植木、芝などほぼ手入れされていました。カラスが数羽いました。
令和2年4月の巡視報告 内容
田子の浦港・海岸防波堤~富士川河川敷及び新幹線鉄橋・元吉原地区  新型コロナウィルスで漁港食堂、しらす店など休業が多いです。また、田子の浦みなと公園は子供連れの親子が楽しんでいました。
 天気が良く、花壇には色とりどりの花が咲き乱れ、ぷーんと花の香りが漂い、ツバメが飛び始めて初夏を感じさせる日でした。雲で富士山は見えず残念でした。
 田子浦海岸防波堤は田子の浦港から富士川河口まで約4kmあり、松並木の素晴らしい景色があります。しかし、松くい虫の被害が多く、次から次へと松枯れが進んでいます。特に港西側から入道樋門までがひどく、百年以上の松の木も伐採しています。毎年5~6月頃消毒はやりますが、進行は止まりません。伐採した後には苗を植え、次世代の防風林を育てています。
 海岸線及び砂浜のごみや流木はタイヤなど大物が一部ありますが、まずまずの状態でした。富士川の河口付近は流木や草むらがいっぱいでゴミも入り込み汚れています。
 海岸線の浸食は昔ほどではありませんが、まだ浸食があり、テトラポットが海岸線に新しく並べられていました。
 富士川緑地公園の運動場及び駐車場はゴミを拾う係りの人もいるのできれいになっていました。また堤防も業者が草刈りをしてきれいになっています。
 富士川の流れは水量がやや多いようでしたが、普段の流れでした。
 新型コロナウイルス感染拡大防止で外出自粛要請がでていますが、人の出は普段通りでした。バーベキューを楽しんでいる人もいまいた。
 柏原あたりの松林の遊歩道周辺では、ウラシマソウの群生地があり、3月に比べるとかなり大きく育っていました。マツも新芽がグングン伸びていて、下草(ヘラオオバコやスイバ、イヌムギなど)も勢いよく育ってきました。海岸の食物達は、青々してきてハマヒルガオ、ハマエンドウ、コマツヨイグサの花が咲き始めました。コウボウムギも穂が目立っていました。
 田中海岸あたりではミヤコグサの黄色い花が満開の群生している場所がありました。
 大野町海岸あたりでアツバキミガヨランの群生地がありましたが、民家の近くの松林の中に花も咲くような立派な株を見つけました。
浮島ヶ原~愛鷹山麓  ヤマザクラの開花が早く、初旬に盛り、各沢の斜面を彩っています。富士山の気象情報を連日見ていると、周期的に寒波が訪れ不安定ですが、春は来ているようです。水稲の育ちを観ると、例年より発芽が遅れています。水田・沼川近くの営巣地、アオサギの抱卵も遅れている様子、数も少ないです。チュウサギに追われていました。
 春山川の浚渫が進み、河口まで完了。干潮時には水位が下がり、湿地が現れ、小動物が採飼しているのか、足跡が多く見られます。
丸火公園線・丸火東下線・三平平線  富士山の残雪が多いのが気になっていたのですが、やはり、先日遅霜がありました。順調だったお茶畑に、公にはなりませんがかなりの被害が出ました。
 丸火自然公園は、新型コロナウイルスの影響で19日と26日は、駐車場がいっぱいになるほど家族連れが来ています。皆さんしっかり距離はとっています。早く収まってくれればいいのですが、山菜採りの人もいて、お山は賑やかです。

お問い合わせ

環境保全課 自然保護担当(市庁舎10階南側)

電話:0545-55-2773
ファクス:0545-51-9854
メールアドレス:ka-kankyouhozen@div.city.fuji.shizuoka.jp

ページの先頭へ戻る