浄化槽のしくみと正しい使い方
浄化槽のしくみや正しい使い方について解説します。
浄化槽のしくみ~どうして水がきれいになるの?
下の絵の1から4の過程を経て家庭から出た汚れた水(以下 汚水)がきれいになります。
- 汚水はまず嫌気ろ床槽に入ります。嫌気ろ床槽では軽いものは浮き、重いものは沈むという現象を繰り返し、汚水の中の固まりとそれ以外のものに分かれます。味噌汁をそのまま置いておくと重いものが沈み、きれいな上澄みができます。そういった現象を利用したものです。さらに酸素のないところで繁殖する微生物(嫌気性微生物)が汚水に含まれる有機物を食べて分解していきます。
- 次に2つ目の嫌気ろ床槽に入ります。1と同じ処理を繰り返しながら、汚れの固まりを取り除いていきます。
- 接触ばっ気槽に入ります。ここには酸素のあるところでさかんに繁殖する微生物(好気性微生物)が待ち構えていて、ブロワーという装置から送り込まれる空気の助けをかりて、さらに汚水中の有機物を分解します。
- 有機物を分解しながら増え続けた微生物は汚泥となって沈殿槽に沈みます。きれいになった上澄みは消毒槽で滅菌してから放流されます。
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