富士市
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プレコンセプションケア
プレコンセプションケアについて、ご紹介します。
プレコンセプションケアとは
 プレ(Pre)は「○○の前の」、コンセプション(Conception)は「妊娠・受胎」という意味で、プレコンセプションケアとは、「妊娠前からの健康づくり」を意味します。

 妊娠したいと考えている女性だけではなく、妊娠可能な年齢のすべての女性とそのパートナーとなる男性も含めて、現在のからだの状態を把握し、将来の妊娠やからだの変化に備えて自らの健康と向き合うことが重要です。
なぜいま、プレコンセプションケアが必要なの?
1 リスクのある妊娠の増加
 若い女性の痩せや肥満の増加、出産年齢の高齢化などから、リスクの高い妊娠が増加しています。
プレコンセプションケアにより、妊娠前にリスクを減らすことが、すこやかな妊娠、出産や、生まれてくる赤ちゃんの健康につながります。
2 不妊の増加
 生理不順を放置していたり、生理痛を我慢していたりすることが、将来の不妊の原因になることがあります。
妊娠や出産に関する正しい知識を得て、行動し、将来の不妊のリスクを減らしましょう。
3 人生100年時代を生きるために
 こどもを持つ選択をする、しないにかかわらず、プレコンセプションケアを行うことで、より豊かな人生につながります。
以上、参考:プレコンノート(国立成育医療研究センター)
プレコンセプションケアについて学ぼう
1 動画で学ぼう
 プレコンセプションケア啓発動画2022 国立成育医療研究センター作成
こちらから
2 プレコン・チェックをしてみよう
 できることから始めて、チェックできる項目を増やしていきましょう。
プレコン・チェックシート
プレコンチェックシート(国立成育医療研究センター)
3 プレコンノート
 18歳以上の人に、ぜひ読んでほしいのが「プレコンノート」です。
プレコンセプションケアのポイントを学びながら5つのプレコンActionを起こす準備ができます。
プレコンノート(国立成育医療研究センター)
4 スマート保健相談室
 厚生労働省が2022年3月に開設した、若年層向けの性や妊娠の情報提供ウェブサイトです。
からだや性・妊娠などの健康に関する正しい情報や専門家に相談できる窓口を探すことができます。
スマート保健相談室
どんなことに取り組めばいいの?
1 適正体重を維持しましょう
 肥満度を表す体格指数(BMI)という指標があります。適正体重とは、BMIが18.5以上25未満となる体重をいいます。
 栄養不足による若い女性のやせ(BMI18.5未満)は、貧血や将来の骨粗しょう症の原因になります。
一方、栄養過多や太りすぎ(BMI25以上)は、将来、糖尿病や高血圧などさまざまな病気のリスクを高めます。
 やせも肥満も、不妊や妊娠、出産のリスクを高めます。男性の肥満も不妊のリスクを高める報告があり、注意が必要です。
 自分自身の適正体重を知り、維持していきましょう。

BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)×身長(m)]

判定は以下のとおりです。なお18歳以上の基準です。
25以上 肥満
18.5から25未満(理想値は22) 標準体重
18.5未満 やせ
2 栄養バランスを整えましょう
 栄養不足による若い女性のやせは、貧血、骨密度や筋力の低下などを引き起こします。月経不順や不妊、低出生体重児の原因になるなど、将来の妊娠・出産にも影響を与えます。
 食事はおいしく楽しく食べることが一番です。毎日3食きちんと摂り、主食(ごはん、パン、麺など)と主菜(肉、魚、卵、大豆製品など)、副菜(野菜、きのこ、海藻など)をそろえた、栄養バランスのよい献立が理想的です。
 また、妊娠前から妊娠初期にかけては、葉酸というビタミンをしっかり摂ることで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防につながります。妊娠を希望する女性は緑黄色野菜を積極的に摂取し、サプリメントも上手に活用しながらしっかり葉酸を摂りましょう。食事からの摂取に加え、サプリメントなどによる1日400マイクログラムの摂取が望まれます。
 しっかり摂りたい栄養素は、以下のとおりです。
たんぱく質 卵 牛肉 鮭 大豆
カルシウム 牛乳 小魚
あさり レバー 牛肉
葉酸 ほうれんそう ブロッコリー 枝豆 納豆 いちご
ビタミンB群 魚 豚肉
ビタミンA うなぎ ほうれんそう
ビタミンD きくらげ 干ししいたけ しらす 鮭
ただし、妊娠中は、レバーやうなぎの過剰摂取や継続摂取を避けましょう。
3 適度に運動しましょう
 運動は、血のめぐりをよくし、丈夫な骨や筋肉をつくるとともに、気持ちを安定させる自律神経の働きを活発にするなどの効果があります。運動不足の方は、日常生活の活動量を増やして、今よりも10分多く身体を動かすことをお勧めします。ストレッチや筋力トレーニング、ウォーキングなども積極的に取り入れましょう。
4 禁煙しましょう 受動喫煙を避けましょう
 タバコは、がんや心臓病をはじめ、たくさんの病気を引き起こします。また、男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は、流産、早産、周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。WHO(世界保健機関)では、妊娠中の電子タバコの使用はリスクがあるとしています。禁煙外来を活用するなどして、いますぐに禁煙しましょう。
5 アルコールは控えましょう
 妊娠中にお酒を飲むと、アルコールは胎盤を通って赤ちゃんにも影響し、胎児性アルコール症候群の原因になります。妊娠を考えた時からアルコールは控えて、妊娠中、授乳中は禁酒をしましょう。
6 ストレスをためないようにしましょう
 まずは自分がストレスを感じていることに気づくことが大切です。スマホでストレス度をチェックできる「心の体温計」で、気軽にメンタルヘルスチェックをして、こころの健康の維持増進にお役立てください。
こころの体温計
 また、普段から自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。体を動かす、腹式呼吸をする、今の気持ちを書き出してみることもおすすめです。困ったときは、ひとりで悩まず相談しましょう。
ひとりで悩まないで(リーフレット)
7 感染症を予防しましょう
 若い人の間で、性的接触を介して感染する「性感染症」が増えています。性感染症の中には、男女に関わらず不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。
 思い当たることがある人は、婦人科や泌尿器科で相談して、しっかりと治療することが大切です。
 また、妊娠中に風疹に感染すると、赤ちゃんが先天性風疹症候群を発症し、心臓の病気や白内障、難聴を患うリスクが高まります。男女ともに、風疹の予防接種を受けているか母子手帳で確認をして、必要であれば妊娠を考える前に予防接種をしましょう。
8 がん検診を受けましょう
 がんは、日本人の死因の第1位となっており、肺、大腸、胃、女性の子宮がん、乳がんは、罹患数、死亡数ともに上位を占めています。特に、女性の子宮頸がんは20歳から、乳がんは40歳からと、比較的若い世代から増加傾向にあります。
 富士市では、これらのがんの早期発見・早期治療に繋げるため、がん検診を実施しており、検診の対象となる人には、4月下旬にがん検診等受診券を送付しています。詳しい内容は、同封の検診ガイドをご確認ください。
富士市のがん検診など
 また、市ウェブサイトでは、ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)や、女性のがんの早期発見・早期治療のポイントをまとめた動画を掲載していますので、ぜひご覧ください。
女性のがんの早期発見(動画)
9 かかりつけ医を持ちましょう
 現代の女性は、月経に関する症状で日常生活に支障をきたす人が増えています。子宮内膜症を発症する人も多く、なかには、ひどい月経痛や不妊に至ることもあります。月経に関する悩みや性感染症など、気になることがあればいつでも相談できる婦人科医を見つけておきましょう。
女性・男性の健康づくり
以上 参考 プレコンノート(国立成育医療研究センター)
■お問い合わせ
地域保健課 西部地域担当
電話:0545-64-8993
ファクス:0545-64-9030
メールアドレス:ho-chiiki@div.city.fuji.shizuoka.jp

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